寝室にて
夕食を堪能し彼女は湯浴みの用意してくれた。
実際に魔法とは実に素晴らしいものだ…足を伸ばして入れる浴槽に魔法で丁度いい温度の湯が常に流れこんでくる。
しかも、浴槽に入る前には湯が俺の体を回るようにつま先から頭まで回転しながら洗ってくれて体の汚れを残さず落としてくれるのだ。
エイト
「くぅ~~極楽だ~~~!」
「あの……お湯加減はどうですか?」
エイト
「丁度いいよ。ありがとう生き返った感じだよ」
彼女は浴槽の小部屋の外にいる。……今の俺は真っ裸だから微妙に恥ずかしい気分になるな。
浴槽の小部屋から出ると、体を拭く布の隣に服が折りたたんで置いてあった。…ん?服の上に書き置きが。
(先程着ていらした服は汚れていましたので私が洗っておきました。その服でお休みください)
……たしかに着ていた服で野宿したりしていたから汚れてはいたが、まさか洗ってもらえるとは…至れり尽くせりとはこのことか
用意してあった服に着替えて2階の寝室に行く…ちょっとまて…彼女は一人暮らしなはず。当然ベッドは1つしかない……俺は違う所で寝ないとヤバくないか?
「あの…どうかなされたんですか?」
考えて事をしている俺に後ろから彼女が話しかけた。
エイト
「い……いや……当たり前だけどベッドが一つしか無いのを見てさ。俺はどこで眠ろうかな~?なんて考えていたんだ」
「私と一緒じゃイヤですか?」
……それは……つまり……え~と…
エイト
「一緒に……寝るのか?」
彼女は顔を赤らめながら頷いた。
俺はベッドに入ると緊張して体がカチコチになっていた。……続いて彼女がベッドに入って腕を絡めてくる。
「……私じゃ駄目ですか?」
固まっている俺に彼女は耳元で囁いてきた。
…いいからヤっちゃいなよ。
性欲の悪魔が俺を導いてきた
……ダメだダメだ!俺はそんな人間じゃ無いはずだ。セラがいるんだ!俺には!
どうにか理性を取り戻し彼女に話す。
エイト
「……俺は君と関係をもつ為にギルダスから助けたわけじゃない。でも誤解しないでくれ…君が嫌いな訳じゃないんだ」
俺は見つめてくる彼女の顔を撫でながら囁く。彼女は俺の言葉を聞いて、さらに体を密着させてきた。……たのむから胸を密着させないでくれ……理性が保てなくなる。
「私……あなたを見ると…胸が苦しくなります。こんな気持ち…はじめて…です」
何だろう?この気持ち……無性に守ってあげたくなる衝動にかられる。
……マズいぞ!頑張れ俺!負けるな俺!
エイト
「ね…寝よう…おやすみ」
「……はい。もっとくっついて寝てもいいですか?」
これ以上密着する気か!?た…タスケテー
俺は彼女の抱き枕状態になってしまった。
彼女の顔は俺の顔の横にあり吐息が首筋に当たる…腕は俺の頭と体をを抱きかかえ、しかも彼女の足は俺の足に絡みついている。
……すでに息子は戦闘態勢になっていた。
俺はモニカから貰った耳飾りを耳につけて無心で眠った。……念のため持っておいてよかった




