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転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
4:枯れた柳の正体は

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35話!

 僕達はデークに促され、支部長の執務室へ案内された。


「緊急事態ですので手早く話しましょう」


 部屋に入るとすぐに本題に入った。村の人たちを一刻も早く助けたいという事だろう。


「被害に合ったのはドサバから北に少し行った所の村です、ゴーストは調査した段階では十体……といっても襲われてしまって詳細に調べられなかったのですが」


 申し訳なさそうにデークが表情を曇らせた。


「数は増えてると見ていいわね」

「えぇおそらくは……逃げてきた村人の点呼は済んでいます、村に取り残されている者はいないそうです」

「そうか……それが心配だったんだ」


 安心して一息ついたゴーディルがそう言った。僕も安心する。取り残されていたら、完全に乗っ取られてしまうだろう。


「相手がゴーストなので物損はありません、それに盗みにも入られていないでしょう、ゴーストさえいなくなれば村の人たちは元の生活にすぐに戻れます、なので」


 そこで一旦、言葉を切るとデークが頭を下げながら続けた。


「どうかよろしくお願いします、私の力不足で今の今まで何も出来ずじまいです、状況はかなり悪化してると見ていい……助けてください」

「大丈夫ですよ! 頭を上げてください!」


 セルカが慌てて言うと僕もそれに倣って言った。


「そうですよ! 大丈夫ですよ!」

「俺達がなんとかしてやるよ」

「ありがとうございます」


 デークが顔を上げて笑顔でそう言った。


「こちらで出来る限りのバックアップはしますので」

「じゃあ早速だけど、私達全員の宿は用意できるかしら?」

「はい、野宿なんて私の名誉にかけてさせません」


 クレブリアが嬉しそうな笑顔で「上出来よ」と言った。



 僕達はギルドを出ると北門を目指した。


「もう向かう?」


 僕はクレブリアに問いかける。これ以上、もう情報を集める必要はないか。不安になってしまう。


「えぇ、行くわよ……今日は様子見でみんなで突撃するのよ」


 自信満々でクレブリアが言った。


「ははっ、いいねぇ、思いっきりが良くて好きだぜぇ」


 嬉しそうにノリノリでゴーディルが言う。セルカもヴェールも似たような事を言って、男たちにも伝染していった。


「みんなスゴイな」


 いまいち空気に乗り遅れた僕はネピアを見てみる。ネピアも同じ様で僕は安心した。


「突撃案が濃厚?」

「そうだね……まぁ有効打がない以上、それが一番かなとも思う」


 この突撃でゴーディルのスケルトンが有効か確認できるだろう。そうすれば作戦をクレブリアが立ててくれる。

1回目!

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