拾九章─過去②─
純「ちょっと、それって、どういうこと?」
男子②「うるせぇなぁ。女は引っ込んでろ!」
純「テメェ等!若いくせして人にパシリさせてんじゃねぇよ!!」
男子③「んだと─」
純「ジュース買いにいく程度の体力もねぇのか!!どうやったらそんな根性なしになれるんだ!このゴミどもが!」
男子②「テメェなぁ…」
男子①「まて。」
男子②「おい!」
男子①「後でだ。ここは騒がしい。このアマと喧嘩するってのも、悪くはない。放課後、学校の側の廃工場で待ち合わせだ。お前が勝てば潔く、こいつをいじめるのをやめる。だが俺等が勝ったら─
俺たちの奴隷に、なってもらうぜぇ?」
男子③「上手いな。そうすれば、この美少女を自由にできるし、さらに、こいつの金も使い放題!小遣いは相当なもんだろうしなぁ!」
準「おい、まさか─」
純「乗るわよ。」
準「おい─」
男子①「わかってるだろォが、ボディーガードとか連れてくんのは、なしだぜ?」
純「もちろん。これはアタシの喧嘩だもの。尻込みしてそんなこと、するわけないでしょ?」
放課後。決闘場への道。
準「なあ…お前、ホントにいいのか?」
純「何が?」
準「お前には関係なかったのに。そもそもなんでそんな─」
純「不快だからよ。」
準「え?」
純「人が人を苛める声って、不快なのよ。」
準「そうか…」
純「それに…」
準「?」
純「何かあなた、放っておけないのよね。」
男子①「来たな。」
純「尻込みしてサボるとでも?」
男子①「いや。温室育ちの御嬢様に限って、こういうときは来るもんだよ。来なけりゃお家が廃れるからなぁ!」
純「勝手にそう思っときなさい。」
男子②「んじゃ─」
男子①「死ねぇ!」




