拾八章─村娘の恋⑧─
健「おーい瞳、どこだー?」
長田「あいつだよ、かっこつけた男!」
ワル「そうですかい。んじゃ、殺って参りますんで。」
ワル「おいそこの坊っちゃん!」
健「?」
ワル「あの瞳っつー嬢ちゃんなら、ウチの坊っちゃんの部屋だぜ?」
健「何!?」
ワル「お前も、よくも坊っちゃんに怖い思いをさせてくれたなぁ?お前がここで素直に死ねば、嬢ちゃんは返してやる。避けたりしたら、お前ではなく嬢ちゃんの命が─」
ひゅっ
ばしっ
パアン
ワル2「坊主の死亡を、リアルタイムで確認。一瞬、視界がぼやけた気もするが、血を吹いて倒れた。間違いない。」
首領「そうか。わかった。こっちはあの嬢ちゃん、まだ目は覚めていない。報告は以上。気ィつけて帰れよ。」
ワル2「了解。」
ワル3「殺りやしたね、坊っちゃん!!」
長田「殺った、殺ったぞ!これで蒼野さんは、僕の─」
ドカ
バキ
ボキ
健「報告、ありがとよ。」
準「演技というのも、彼女は入れ代わりを行うことにより、この殺人を行ったり、演劇部で演技能力を上げ、将来女優として名を上げるときの、糧にしようとしてたんですから。」
東「あのなぁ、黒瀬くん?だから彼女は、目が見えないわけがないということなのに、なぜその方向に話が─」
準「二人いたんですよ。この学校には。
水野 春来がね!」
翼「しかし、ついに取っ掛かりを、失ってしまったな。」
香「そうですね。あれから結構経ちますが、もう手がかりが…」
光「でも、何で準の奴、あたしたちを学校に…!?」
迷「あれは…」
校庭に、百股の金属のような塊を見つけ、四人とも驚愕する。
光「『鞭ナイフ』!?」




