表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/25

猫は新しい『黒いぐるぐる穴』を調査する。その2

リアクション!ブクマ!評価★!ありがとうございます!!

今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

『異空間設定が定着されました』


 と、例のアナウンスの音声が頭の中に流れた。

 やはり、一度何かが通り抜けるとしっかりと繋がるようだ。

 警戒もせずに無防備に入ったから、俺は近くに居た臭い、いや腐った人間に捕まってしまった。

「ぎゃっ臭い!〈清浄化〉!」

 汚れと臭いが取れ、魔石が落ちた。

 危ない危ない、油断していた。反省反省。


  直ぐに【隠密機能】を発動させ【3Dマッピング】で周辺を調べる。

 広大に広がる荒野の中に、墓場がいくつか存在しているが、人は誰も居ないようだ。

 勿論、元人っぽいモノは彼方此方をフラフラ歩いている。


 顔付き『黒い変なモノ』:レイス。腐った人間:ゾンビ。墓場でお食事中:グール。どうやって動いてるか分からない骨:スケルトン。


 だからだろうか、なんか空気が淀んでおり、

「…臭いな。【神聖魔法】〈広域清浄化〉」

 臭かった墓場は綺麗になって、あっちこっちに魔石と謎の液体の入った瓶が落ちている。

「ドロップ品だ!ドロップ品が出るのなら、やっぱりここもダンジョンなのか。だが、ここでもコインは落とさないな」

 コインは、元祖『黒いぐるぐる穴』ダンジョン特有のモノらしい。

 ランクが低いモンスターや素材使用代わりにドロップしていたようで、下層階に進むに連れて『黒いぐるぐる穴』ダンジョンでもコインは落とされなくなった。


「こんなもんが欲しいのか?」

 と思いながら、ミニアシスタント達に手伝ってもらい、散らばっている魔石やドロップ品を拾い集めている。

 冒険者ギルド長のレフルドには、

「要らないと思っても必ず拾ってこい。そこら辺に捨てるな!」

 と注意されている。

 そのまま拾わないでいると、おこぼれを頂こうとする輩が、俺の後を付いてくるからだ。

 それは嫌なので、仕方ないから頑張って拾い集める。


 まずは、ここが何処なのか分からないので、拾い集めたら出口を目指す。



 新しい『黒いぐるぐる穴』の入り口に『移動の石』を置いて登録した。

 鶏肉ダンジョンの二つの『黒いぐるぐる穴』にも配置済みだ。

 ダンジョンの外では使えなかったので『移動の石』の事をすっかり忘れており、タカシに

「前に言ってた地点登録出来る石は使えなかったの?」

 と言われ思い出し、アイテムBOXに入ってた『移動の石』を使ってみたらちゃんと使えた。

 ナイスフォローだタカシ!


「ん〜まずはこっちから行ってみるか」

 決定したが、広域に綺麗にした事で、ミニアシスタント達がドロップ品の回収から戻ってこない。

 近くにある壊れかけの小屋に宝箱を確認していたので、暇なので開けてみた。

「人間的には欲しいのかな〜」

 煤けた様な色と裾がボロボロになっている謎のボロマントと、骨達の頭がデザインで、目に何かの宝石が嵌め込まれている、なんか使いたく無いない短剣が出てきた。

 お宝より気になったのは、宝箱の蓋を開けると、箱の目の前の足元がパカっと開き、下には鋭く尖ったトゲトゲが敷き詰められていた。

 これが所謂(いわゆる)『ダンジョントラップ』だと気付き、繁々とトラップを確認する。



 元祖『黒いぐるぐる穴』でもトラップは存在する。が、この猫さんは気付かずにと言うか、引っ掛からず行動していたので、新たに発見した『ダンジョントラップ』に喜んでいるようだ。

 トラップに引っかからない理由は簡単だ、二本足だと進みが遅いと、ずっと【飛行魔法】を使っていたからだ。

 踏んだら発動系のトラップには永遠に引っ掛からないのである。



 充分に『ダンジョントラップ』観察を満喫したが、まだ皆んなが帰って来ない。

 仕方ないので、帰って来るまでお昼寝でもして待ってよう。

 丁度良い具合な、綺麗になったお墓がある。ここにしよう。

 清浄化したから、空気もお墓もピッカピカだ。


 二時間ほどしてミニアシスタント達が帰ってきた。

 どうやら回収が間に合わなく、ドロップ品の一部はダンジョンに吸収されてしまったようだ。

 それでもマジック袋には、かなりの量が入っていた。

 では、階層の階段を目指して出発だ。


 ダンジョン内では『音速飛行』は危ないから使わない。

 代わりに『高速飛行』で移動する。

 以前、ダンジョン内で『音速飛行』で移動しようと使ったら、見事に壁に激突してめり込だ状態で動けなくなった。

 なかなか壁から抜け出せなくなく大変だった。反省反省。


「当たりだ!上向の階段だな」

 階段の入り口にある移動ポイントの石碑に登録した。 

『現在地登録が完了しました』

 といつもの声が頭の中で聞こえた。

 もう一度、手をかざしてみると、『3階層入り口』『未名登録ポイント』と表示された。

「て事はここは3階層だな」


 階段を登った先には、レイス、ゾンビ、スケルトンが彷徨いているが、ダンジョンは荒野にある墓場から、石壁の通路になっていた。


 初めは討伐しながら進んでいたが、やっつける必要は無いと気付き、襲ってこなければ無視して、そのまま上層階へと繋がる階段を目指して進んで行く。

 どんどん進み、2階層、1階層と逆走していく。

 すれ違うのはモンスターだけで、生きた人間は誰もいない。

 人気が無いのか、まだ知られ無いダンジョンなのか、

「知ってても臭いから、誰も使わないんじゃないかな。肉は出ないし」


 ダンジョン入り口に着いた。

 警戒して【隠密機能】を使い外に出る。

 ちゃんと猫でも学習はする。ただ忘れっぽいだけだ。


 ダンジョンから外に出たはずが、何故か大きな建物の中だった。

【次の更新日】

6月25日 木曜日です。

更新時間は21時〜23時です。(できるだけ21時で)

同時更新『只今、異世界潜伏中です。』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。


引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 21時〜23時


都合で変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ