表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/15

エピローグ

#サイコホラー #知能犯 #残酷な描写あり #異常愛 #サスペンス #サイコパス

翌朝、犬鳴山いぬなきやまの麓で、高木タカギ警部は道端に座り込んでいる一人の少女を見つけた。服は汚れ、怯えた表情を浮かべている。しおりは、父親の服の生地で縫い合わされた一体の人形を抱きしめ、さめざめと泣いていた。


「怖がらなくていいよ、しおりちゃん。もう安全だ」高木は自分のジャケットでしおりの肩を包み込みながら言った。


しおりは高木のジャケットに顔を埋めた。その偽りの涙の裏で、彼女の唇が極めて整った小さな微笑を形作っていることに、誰も気づかなかった。彼女はスカートのポケットの中で、形見として大切にしまっておいた小さな物体に触れた。


それは、佐藤刑事の服のボタンだった。


犬神いぬがみ家は、まだ終わってはいない。彼らはただ、新しい皮に脱皮しただけなのだ。


---完---


最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


しおりは、一見すると不運な境遇に置かれた普通の女子高生に見えるかもしれません。しかし私にとって、彼女こそが犬神家の狂気の集大成なのです。


彼女の瞳に宿る「虚無」は、トラウマによるものではありません。彼女自身がすでに人間性の限界を超越してしまったがゆえのものです。しおりは両親を憎んでいたわけではありません。ただ、彼らがもう「無用」になったと感じただけなのです。


皆さんは、しおりの未来についてどう思われましたか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ