まるで、コーヒーをドロップするように
こんなもんじゃないんだけどな…
全然、実力が発揮できていないと感じる。質の方は、かなりいいモノを書いているつもりなのだけど、量の方が全然足りない。足りないな。まだ足りない。まだまだ足りない。
4つの連載を抱えてみた。1つが止まっているから、実質3つみたいなもの。もっと増やさないと駄目か。最大で8つくらいまではいける。感覚的にそれがわかる。
もちろん、1話あたりの執筆枚数を増やすという手もあるのだけど…おそらく、それでは上手くいかない。途中で止まってしまうだろう。いずれ書けなくなる日が来る。それが、自分でわかる。
だから、この方法を維持したまま、作品数だけ増やしていくのがいい。
人には人の生き方というものがある。人によって、得手不得手が違う。長所もあれば、短所もある。
僕は、それを知っている。自分で自分の能力を知っている。同時に欠点もわかっている。長い文章を書くのが苦手。要点を突いて短くまとめるのは得意。逆に、ダラダラと無駄な文章を書くのが苦手。
自分の欠点を補おうと、苦手分野に挑戦してみた。それ自体は、悪くなかった。ただ、ちょっと無理をし過ぎた。無理をして、いきなり難問に挑み過ぎた。だから、停滞した。
ここで、僕は学んだ。苦手を克服するのはいい。ただし、いきなり無理はいけない。無理をするなら、ちょっとだけ。そうやって能力を上げるのだ。ちょっと無理をして、ちょっと能力を上げる。その繰り返し。ちょっとずつちょっとずつだ。
まるで、コーヒーをドロップするように。1滴ずつ1滴ずつでいい。
1話が原稿用紙2~4枚程度。無理をしてはいけない。無理をせずに、もっと枚数が書けるならば、それはそれでいい。けれども、無理をしてたくさんの枚数を書こうとしてはならない。短いお話の積み重ねでいいのだ。気づいた時には、それが積み重ねになっている。最終的に、それが1つの作品となっている。




