パターン化し、マンネリ化した小説
さて、さすがに、そろそろ何か書かないとな。
ここの所ずっと、生活がマンネリ化している。何時に寝て、何時に起きるか、いくらか違ったりもするんだけど。行動している内容はずっと同じ。これは、いけないなと思う。
生活自体がいくらマンネリ化しようと構わないのだけど、書いている文章の内容がマンネリ化するのはマズイ。頭の中では、常に違うコトを考え続けなければならない。
ただ、それは仕方がないとも言える。どんな小説だって、マンガだって、ドラマだって、ある種のマンネリ化によって成り立っているからだ。読者は、そこに安心感を覚える。「この本は、こういう読み方をすればいいのだな」というパターンがわかっているから、スラスラとストレスなく読み進めることができるのだ。
たとえば、本格的なファンタジーだったりSFだったりする作品が、いきなり方向転換をして学園モノになったとしたら、どうだろう?読者は、困惑し、混乱する。時には、そのまま読むのをやめて、離れて行ってしまうかも知れない。もしも、それをやるんだったら、最初からやった方がいい。「これは、こういうムチャクチャな作品ですよ」と暗に提示しておく。その方が読者に対するダメージは少なくて済む(ま、この辺の話は長くなるので、またいずれ詳しくやるとしよう)
ある種のパターン化をしつつ、それでいて常に内容を変え続けなければならない。これは、非常に難しい。難しいけれども、それをやらなければ。それが、作家のあるべき姿。使命なのだから。




