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これ以上ない程に確実な方法

 朝から晩まで小説について考えて暮らした。

 昨日も、そうだった。今日も、そう。確か、一昨日も同じだったし、明日も同じだろう。


 ただ、このようなやり方が正しいのかどうかはわからない。実は、もっと遠回りな方法の方が、いい小説を書けるようになるのではないだろうか?という気もしている。

 本質に迫ろうとすればする程、本質から遠のいてしまうようなもので。小説について考えれば考える程、小説からは遠のいてしまっているのではないだろうか?

 そうではなく、もっと別の方法…たとえば、人と話をするだとか、旅をするだとか、農作業に精を出すだとか、遊園地で遊ぶだとか、そういう一見全然関係なさそうな場所にこそ、真の小説のカケラのようなものが落ちている可能性もある。

 …とはいえ、今の僕には、他に方法がない。大してお金も持ち合わせていない。仕方がないので、これまで通りのやり方を貫き通すことにする。目が覚めて、12時間後を想像し、紅茶を沸かし、小説を書き、図書館に行って、小説について考え、散歩に出かけ、また小説について考える。その繰り返し。

 単純ではあるけれども、同時に確実でもある。確実に、確実に、1歩ずつは進める。成長できる。

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