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闇の魔法の使い手

 どうも、僕は闇の魔法の使い手らしい。光あふれる世界よりも、漆黒の闇の方に心惹かれる。

 “こんなに輝かしい未来が待っている!だから、そうなるように努力しよう!”ではない。それとは全く逆。褒められた時よりも、非難された時の方がやる気が出る。成功した時ではなく、失敗した時にこそ、心の底に秘められた力を発揮できる。


 もちろん、褒められたり、成功したりすれば、嬉しい。嬉しいけれども、同時に油断する。“なんだ、こんなものか”と。“世の中は、ちょろいちょろい”と思ってしまう。

 そうではなく、失敗し、非難を浴び、失意のドン底に叩き落とされる。そうした時に初めて、心の底に眠らせておいた能力を解放できる。普段は使っていない能力だ。イザという時にしか使用しない能力。いつもは、半分眠って生きているようなもの。

 それは決して、手を抜いているというわけではない。自分では一生懸命やっているつもりなのだけど、時と共に徐々に能力が落ちていってしまうのだ。無意識の内に、力をセーブするようになってしまう。

 それに気づいた時、“あ、これではいけない!いけない!”と思い直し、再び全力を出せるようになる。その為に必要なきっかけが失敗なのだ。

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