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心が物語と一体化する瞬間

 長く小説を書いていると、“心が物語と一体化する瞬間”というのがあって、それは何ものにも代えられない至福の時となる。

 心も体も物語の中に溶けていって、一切の邪念が消え失せてしまう。「まるで、世界中に自分だけしか存在しないのではないだろうか?」というような錯覚に陥ってしまう。そんなはずはないのだが、感覚的にはそれに近い状態となる。


 人が生きる意味を考えた時、そこには様々な理由が考えられる。

 ある者は、自らの欲望を満たす為に。

 ある者は、子孫を残す為に。

 ある者は、家族や別の人の為に力を尽くすことであり。

 ある者にとっては、それは仕事であり、あるいはゲームのスコアを伸ばすことだったり、評価の点数を増やすことだったりするのだろう。


 究極の小説家にとって、それは何なのだろう?果して、生きる目的とは?

 それは、もちろん、最高の作品をこの世に残すことなわけだが。それと同時に、この“世界中に自分だけしか存在しない瞬間”を味わう為でもあるのかも知れない。

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