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ストローの夢

 目が覚めた。小説を書こう。


 昨日の夜は夢を見た。学校の夢だ。

 僕は、学校で勉強をしている。まだ、先生は来ていない。どうやら、授業が始まる前らしい。宿題は終わらせている。読書感想文を書いているらしい。読書感想文も、一応、終わらせてはいるのだけど、デキが悪かったようだ。別のテーマで、最初から書き直している。


 次に浮かんできたのは、授業の風景。授業中ではあるけれども、和気あいあいとした雰囲気。

 隣の女の子が、ちょっかいを出してくる。普段、僕は眼鏡をかけないのだが、授業の間だけ眼鏡をかけている。どうやら、それが気になったようだ。

「別人みたい。誰かと思った」

 そんな風なセリフで、女の子は僕に何かと話しかけてくるのだ。もしかしたら、普段から気になっていて、何か話しかけるチャンスを狙っていたのかも知れない。


 再び、景色が切り替わる。

 今度は、荷物の整理。僕はカバンの中やらコートのポケットやらの整理をしている。必要ない物を“燃えないゴミ”と書かれたビニールの袋に詰め込んでいく。さっきまで、キチッと整理していたつもりだったのに、ゴミはいくらでも出てくる。

 ストロー。そう、ストローだ。カバンの中には、大量のストローが入っている。それも、3種類。学校に来ているのにも関わらず、なぜだか、僕はカバンにストローを入れているらしい。それらを、ロッカーにきれいに整理して並べていく。僕のロッカーではない。クラス共用のロッカーだ。そこは、結構汚れていて、給食の残りのビーフシチューなんかが置いてある。僕の未使用のストローたちは、ビーフシチューでベトベトに汚れてしまう。


 これらは、一体、何の夢だったのだろうか?

 学校で勉強する…何らかの強制作業を意味するのだろうか?

 荷物の整理、ゴミの仕分け、新品のストローが汚れていく…情報の整理だろうか?不必要な情報を捨ててしまえという暗示?でも、ストローは何を意味している?

 わからない。わからないけれども、僕は小説を書き続ける。

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