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自分で書いている小説に感情移入し過ぎる
こっちで“どこで休みを取るか?”みたいなコトを書いて、向こうの小説で“油断して、小説を書けなくなった”みたいな話を書いてしまったら、本当に小説が書けなくなってきてしまった。これは、いけないな。
僕は小説を書く時に、トコトンその世界に没頭する。登場人物に感情移入もする。主人公になりきってしまう。だから、このような弊害が生まれる。
もちろん、それはよいコトでもある。まるで、現実で起こっているかのようにリアリティのある文章を書くコトができる。けれども、やはり大きなリスクも伴う。
“言葉の魔力”というヤツだ。人を説得するだけではなく、自分の言葉で自分を説得してしまうのだ。
…というコトは、“バリバリ小説が書き進められるようになった!”という内容の文章を書けば、実際にバリバリと書き進められるようになるかも知れない。
明日は、そうしよう。とりあえず、今夜はもう寝よう。夢の世界からお誘いの時間だ。




