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これは、ある意味で、とても異常な行為
目が覚めた。さて、小説を書こう。
来る日も来る日も、同じコトの繰り返し。
小説を書く。実に、単純な行為。だからこそ、続けるのは大変。雨が降ろうが、雪が降ろうが、嵐になろうが関係ない。世界で何が起ころうが、どのような情勢になろうが、知ったこっちゃない。とにかく、僕は小説を書き続ける。
きっと、この世界が滅んだって、それでも僕は小説を書き続けるだろう。
大切なのは、自分の世界。周りの状況ではない。
それは、ある意味で、とても異常な行為。段々と、周りの人間はついていけなくなる。いつものこと。
昔は、そういう状況に、落ち込んだり、悲観に暮れたりもしたけれど。さすがに、もう慣れてしまった。結局は、書き続けるしかないのだ。他の方法などない。たとえ、一時、この世界を離れたとしても、再び舞い戻ってくるのはわかりきっている。なぜなら、ずっとそうだったのだから。
ここで諦めても、同じこと。僕は、きっと、ここに戻ってくる。この小説の世界に。だから、もう諦めない。昨日と同じように、書き続けよう。きっと、明日も同じように書き続けているだろう。




