[私は女神の命令がないかぎり誰も殺したくはない]
今回は、神宮皐月視点です
私は気分転換のため近くの森に来ていた
そして・・・
「あなた・・・確か、この前会ったわね」
一か月前ほどに殺そうした相手にであった
私たちが殺しにかかって唯一逃げ出した相手だから覚えている
「たす・・・けて・・・」
おびえている
本当は殺さないといけないでしょうけど・・・
「安心しなさい、今あなたを殺しても意味ないから」
「意味がない?」
「だから、その涙をこのハンカチでふいて?」
私はハンカチを彼女に渡した
彼女は恐る恐る手に取って自分の涙を拭いた
「そう言えば?彼氏さんは?一緒じゃないの?」
「彼氏じゃありません」
「え?・・・そうなの?」
「はい・・・」
・・・不思議なこともあるのね・・・
てっきり付き合っているものだと思っていたわ
「あの・・・ちょっと話ししてもいいですか?」
「その彼氏さんとのこと?」
「はい」
・・・ちょっとだけ気になってきちゃったな・・・
「いいわ、話してみて?」
「はい・・実は・・・」
―――30分後―――
・・・彼女は大君って子のことを話した
そして、自分がどんだけ好きって言うことと振られたことを・・・
「う・・ひぐっ!」
「また、泣いちゃったね」
私は返されたハンカチをまた渡した
「振られる覚悟はありました・・けど・・・」
「確かに今の話を聞いた限りじゃ振られたわね・・・でも、それ彼の本心かしら?」
「え?」
私は一度しか見たことがない
けど、私はこれでも人を見る目はあるつもりだ
たとえそれが一度しか見たことがない相手でも
「自分を盾してまであなたを助けたのよ?」
「・・・」
「別にどうでもいい、相手ならそんなことはしない・・・多分、彼が『迷惑だ』って言ったのあなたのためを思ってじゃないの?」
「でお、でも・・・」
「弱気にならない、まだあなたたちは生きているのだからチャンスはいくらでもあるわ」
「ありがとうございます・・・皐月さん」
「どういたしまして・・・さて、私はそろそろ帰るわね?」
「・・帰り道わかります?」
・・・ん?
今の質問されたのかしら?
それとも・・・
「あの、実は私迷子で・・・」
やっぱりそうね・・・
「はあ、この道をまっすぐ行ったら村に着くからいきなさい」
「何から、何までありがとうございました!!」
走って行った
そう言えば・・明日だっけ
村を滅ぼさないといけないの
悪いことしちゃったな
明日死ぬかもしれないのに、恋愛相談なんて




