忙しい日々です パート5
前回のあらすじ~
フューチャー様の予言によって、宇宙へと飛び出したキータたち、そして、謎の軍隊を発見し、それがまさに闇の国からの使者だった。それをまさか、マホが瞬殺し、闇の国の国王であるフリーに事情を聞き、フリーたちとともに闇の国に向かうのだった。
そして、闇の国に向かう間に作戦を僕たちは練った。
到着した後、闇の国の王城を見上げる。僕たちはあまりの城の大きさに感嘆の声を上げる。イトとトキちゃんは久しぶりに外へ出て、少し興奮した様子で僕の服の袖を掴んで城を指差す。
イト「こんなに大きな城を見たよ!すごい、すごい!」
トキちゃん「……!」
キータ「確かに~、……緊張してきた。」
マホ「酔い薬持っていますけど、飲みますか?」
粉上の酔い薬を僕に差し出してきた。
キータ「ありがとう。ゴクンっ」
お腹が楽になった。どうやら、酔ってしまっていただけだったみたいだ。
マホ「ただの小麦粉でしたけど、良かったです。」
止めて欲しかった。そんな会話をしている間に城の中へ案内されて、どこかに連れていかれる。
フリー「そろそろ、会議室に着くから。お前たち、気を引き締めろよ。」
少し抑えた音量で、フリーが歩いたまま、僕たちを振り返り、言ってきた。マホに貰った小麦粉のおかげで緊張は解けた。僕たちが住んでいる星を救うぞ~!と心の中で拳を振り上げた。
召使い「フリー様とお連れのキータ一行~!」
召使いの声掛けと同時に会議室の扉が開くと、円盤型のテーブルに何十人ものが座っている。王座とその隣にフリーと僕が座る。僕の膝の上にはイト、僕の後ろで立っているマホに抱きかかえられているのはトキちゃんだった。フリーの両側の後ろに赤髪の女性と黒髪の女性が立っている。
老婆「それでは緊急会議を始める。」
フリーの隣に座る老婆がそう宣言すると、ロングヘアの強面なおばあちゃんが挙手して、立ち上がる。
ロングヘアの強面な老婆「なぜ、神聖なる闇の会議に部外者がいるのですか?それもあろうことか、フリー国王の隣に座るとは無礼にもほどがある!」
同調するように他のおじいさん、おばあさんが騒ぎたてる。
フリー「落ち着いて、この方たちは征服しようと目論む我らに抵抗した星の住民で我らと同等の力を持ち、我らの国を救う方法があると言ったので、皆さんの意見を訊こうと思った次第です。」
老人たちはざわついている。そんな中、冷静な目で見てくる髭を生やしたおじいさんが老人たちを静止させた。
髭の生えたおじいさん「ここは神聖な会議です。フリー国王の独断で部外者を入れることは許されません。我らの国を救う方法があるなら、紙に書いてフリー国王を介して提案してください。この国はこの国の住民によって、支配するのですから。」
フリー「そう言われると思ったので、私に我らを救う方法が書かれた紙を持っています。読み上げてもよろしいですか?」
老人たちは黙り込み、聞き耳を立てる。
フリー「空間魔法”全無間”を彼らによって、発動し続けて、罪人たちをそこに転移させる。そこにいつでも我らの国の住人だけが出入りできる扉を作る。以上です。」
再び、老人たちはざわつきはじめた。
髭の生えたおじいさん「それは何個も作れるのですか?それに場所をとらないのですか?」
マホ「勿論です。さらに無限に増殖していきますので、足りないということにもなりません。」
ロングヘアの強面な老婆「こやつらの罠である可能性もある。」
キータ「闇の国には悪者を処罰してくれている恩恵を受けている僕たちが罠を仕掛けるわけないでしょう。」
老人は悔しそうに唇を噛みながら、僕たちを睨む。
フリー「貴方たちが部外者と仰った人たちをここに入れたのは二つの理由があります。一つ目は私だけでは説明できない部分があると判断したからです。そして、もう一つの理由は可決した暁にはすぐにこの方法を取り入れたいからです。」
そこからすぐさま、採決が取られ、可決された。そして、マホがこの会議室に扉を作った。
空間魔法”全無間” 発動
マホ「もし、私の魔法にご不満があれば、あなた方が征服しようとした星の母星の護国という国に来て下さい。手厚くおもてなしいたします。」
禍々しいオーラをマホが放つと、その場の全員がマホのオーラに圧倒された。そのせいで老人に有無を言わせず、こうして、闇の国の征服騒動はマホによって、解決した。
その半年後にフリーが僕の国にわざわざ訪ねてきて、順調に稼働していることを報告しにきてくれた。
次回予告~
一難去ってまた一難、
次回『化け物と家』




