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推しと異世界召喚    作者: 安寿
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S1シュンの召喚

俺はシュン。アイドルグループ、ヘブンズゲイトのラップ&オラオラ担当だ。

毎日10キロ走って、さらに筋トレをして、ボクシングジムに通って体力とセクシーな身体つくりをしている、もちろん、アイドル活動のためさ。俺がシャツをはだけて、上半身裸とかボクサーパンツチラ見せしたときのファンの歓声がたまんねえ。やはり、身体あってのアイドル活動が漢(おとこ)ってもんだと思う。

京也みたいにムチムチなよなよした、ちょっとぶよぶよしてる中性的なのが魔性みたいな感じで女受けもある種の男受けもするのはわかるが、俺はそういうのは得意じゃないし、柄じゃない。と思う。だから毎日欠かさず、筋肉を喜ばせるために頑張っている。

そして、漢を見せるそのときがこのライブってやつで、今日もドームで女を目で殺し、身体で殺し、笑顔で殺し、指差しして殺し、パンツチラ見せで殺していた。悩殺ってやつな。殺人じゃねえぜ。

はあ、気分いいな。今日も調子いいぜ。と思ってた時、突然真っ白になり、


は?と思ったら、なんか知らない洞窟の中だった。

夢かよ。と思ったけど、さっきまでドームでライブしていたはず。昨日ライブ前の緊張感でワクワクしてあまり寝れなかったのは事実だが、だからって、ライブ中に白昼夢みるわけないし、俺の体力だと貧血とか寝不足でぶっ倒れる可能性はないと思う。

それに寒い。まさかの謎の突然死?死ぬときって寒いっていうしな。

死んだのか、俺。と思いながらも、とりあえず立ち上がって歩いてみる。

死んだにしてはさっきまで着ていた衣装のままだし、たまたま持っていたライターがあったからつけてみると、やはり洞窟らしきところに俺はいた。目が段々と慣れてくると辺りの様子がおぼろげながら見えてきた。

ごつごつした岩のようなものに囲まれた空間に俺はいる。道ともいえない道のようなものがあるから進んでみることにした。一緒にライブしていた他のメンバーやダンサーの人たちもファンの人たちもここにはいない。俺一人しか人間らしきものがいない。シーンと静まり返っているが、ここが安全な場所かもわからないし、危険な生物とか、危ない物質とかあるかもしれないし、そもそも死んでしまってここは地獄?地獄ってこんな静かだったのか。天国って感じじゃないよな。真っ暗だし。天国ってお花畑でウフフって笑ってる美女がたくさんいるイメージだよな。地獄決定か?つうか俺そんな悪いことしてる?なんで地獄なんだよ、ふざけんなよ。神様とかって頭おかしいんじゃねえか?こんな悪いこととかしてない俺様が地獄う?おかしいだろ。それは。

とか思いながら道を進んでいくと、なんか生き物らしきものに出会った。


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