リリカ様プロムチャイルド
テトです、はじめまして。
なんか、今回は私の話です。まあ、確かに私たちの日常ってみなさんにはお伝えしてませんでしたけど、とりあえず、もう少し長く続けたいがために無理やり付け足された話だと私は思っているので、まあ適当に見流して貰えればいいんじゃないかって思います。
まあ、私の株が下がるような話ではありませんからね。
Q いや〜、いよいよあともう少しですね。
私 そうですね。これから、クライマックスですよ。
Q いや、もう私、ワクワクがとまらないですね。この先、一体どうなるのか?それは、・・・
私 CMのあとで!!!
皆 ズコーッ
人には、言えない秘密がある。
Q なにこれ?CMじゃなくてまだ話があるの?
私 そりゃ、CMなんてまだつきませんよ。
Q 変な茶番やらせて、
私 それ、本家に出れたとき絶対に言わないでしょ?あなた。
Q あれは、伝統があるからいいんです。この二番煎じですらないのとは違うんです。
私 別に、二〇年もやってないじゃないの。伝統もクソもないですよ。
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そして、人には言うまでもない秘密もある。
秘密にしておきたいことがある。
こちら側が、秘密にしなければいけない秘密がある。
「アユ、テト、お出かけするわよっ」
「テト、行きましょっ」
私は、急いで髪を整え、そして部屋の外に出る。
「リリカ様、どこへ行きますか?」
アユがリリカ様に尋ねる。
「昨日って、なにしたっけ?」
わかっているくせに、と思うが、まあそんな野暮な指摘はしない。
「馬鹿を二つ覚えてました」
アユは、いつも変なことを言う。
「って、おい!確かにそういうけど、一つでええねんっ!」
リリカ様、多分アユは「いつも庭で遊んで馬鹿の一つ覚えで困りますね」という意味で使ってると思うんですけど。
まあ、私の邪推かもしれないが。
「ねえ、テト。昨日は、なにをしたのかしら?」
「いつも通り、庭で遊びました」
「そうね、じゃあ、今日はどうする?」
そうやって、あくまでも自分では決めたくないらしい。どうにかして、人に決めさせたいのだ。
いつからか、庭で遊ぶようになって。
確かに、ずっと城の中にいるのはかなり退屈ではあるのだけれども。
「少数決で決めましょう!!」
「普通、多い方でやんねんっ!!」
とツッコんであとに、「ええ、そうしましょうか」と冷静になるのがいつも怖いので、やめてほしい。
「じゃあ、外で遊びたい人!!」
アユが元気よく手を挙げているので、私も一応手を挙げておく。
ということは、おそらく外で遊ばないのだろう。
そもそも、その「少数決」なるもので決めようとしたなら、全員が賛同したときに、零票の誰からも望まれていない法案が可決される可能性があるのだが。
「でも、二人が外で遊びたいのに外に行かないのも、変よね」
確かに変なんだよ。
でも、あんた少数決で決めるって言ったじゃん。
「わかったわ。外で遊びましょう!!」
「ちょっと待って!!!!」
アユがいきなり大声を出す。
「トイレに行ってきます」
「トイレかいっ!!まあ、私たちここで待ってるからっ」
アユは元気よく走り抜けていった。
「テトは、なんで外で遊びたいの?昨日も遊んだじゃん」
なんでそんなに、自分の意思で行ったことにしたくないんだよ。
「他にやることもないですし、」
私は適当に答えることにした。こっちこそ、あなたに聞きたいですよ。
まあ、聞くまでもないとは思ってますけど。
「まあ、仕方ないわね〜」
それはこっちのセリフですけどね。
ということで、アユのトイレを待つこと数十分。
あまりにも遅いので、私たちはリリカ様の部屋で待つことになった。
「テトは、髪そのままでいいの?」
私は、リリカ様の部屋にあった鏡を貸してもらい、自分が今どんな状況になっているかを確認する。
どうも長いと手入れをしづらいのだ。
私たちは、貴族とは扱いが違うので、リリカ様の髪の手入れなんかはいつも私たちがしているのだが、自分の髪は自分でやらなければいけない。
街に出たって、髪の手入れができるものが売っているわけではない。
その、リリカ様を風呂に入れてる間にこっそり使わせてもらうくらいだ。
「もう少し短くしてもいいんじゃない?」
まあ、あんまり自分の顔を自分で品評したくないのだが、私は中性的な顔をしているので、短くしてしまうと結構男子と間違われたりするのだが、だとしても髪は短くした方がいいのかもしれない。
今は、毛先がへその辺りまで伸びてしまっている。
これだと、護衛をするにしても邪魔になってしまうかもしれない。
「それにしても、アユは遅いわねっ」
「まあ、なんかお腹痛いとか言ってましたし、」
アユは、なにをふざけているのだろうか。
基本、彼女と二人で生活しているのだが、彼女は私たちの前で、平気で屁をしたりだらしがない。
が、私だけの前だとあまりふざけない。
なんなのだ。
お腹痛いなんて言ってなかったけど、一応フォローをしておく。
私たちは、リリカ様の召使いなんだから。
「あれ、足音聞こえない?」
リリカ様が扉に耳を当てながらそんなことを言った。
私も試しに当ててみるけれども、音なんてしない。
「外で待っておきましょう!」
私たちは外に出た。
というか、待っておきましょうって、すぐ傍にいたから音が聞こえたんじゃないのか?
と、思っていたら、程なくして私にも音が聞こえてきた。
「すいません、遅くなりましたっ」
「って、おい!!服!服忘れてるっ!!」
リリカ様がツッコむ。
アユは、パンツだけ履いた状態でこちらに向かってきた。
「あ、忘れてた」
アユは、来た道を引き返していったが、今度はすぐに戻ってきた。
私たちもドレスなんて大層なもの着ているんだから、忘れるわけがないのに。
それに、女の子なんだからそんなボケは控えてほしいと思う。城を、まだ一三歳の女子が裸で走っていたら、恐怖以外のなにものでもないだろ。
「じゃあ、行きますわよ」
一応、アユがこんなにふざける人間だからなのかもしれないが、人前では喋らないように言われている。
ついでに、私も。
完全にとばっちりだ。
前まではどっちが右でどっちが左なのか分担してあったのだが、最近はもうめんどくさくなってきてしまったので、左右の位置は特に気にしていない。
「どうせ、またクレアがいるんだわっ。ホントに、あいつはいつもいつも外で遊んでて、ムカつくわっ」
また見てね




