第5話
「@▼¶※△■♡」
赤いレンガの建物につくとミュウがなにかを言いながら馬車からおりる。
「ゼウ、今なんていっての?」
「犬の言葉はわかるのに人の言葉はわからないって本当に不思議なやつだな」
そう言いながらゼウが教えてくれる。
「家についたってよ」
ゼウがそう言いながら馬車から降りようとするのをみて持ち上げて一緒に降りてやるのだが・・・
「おまえなんかずっくりむっくりだな」
持ち上げて見てみると少しずんくりむっくりしていて太っている犬だった、記憶が確かなら探偵のアニメでもでてたきがする確か犬種は・・
「バセットハウンド」
俺がそういうとゼウがなんだそりゃとききかえしてくる。
「ゼウ、お前の種族としての名前だよ」
「種族? だったら犬じゃねぇか?」
「あ、いやそうなんだけどな、えっとな」
と、言って考えこんでから前を歩くミュウのピコピコする耳をみて思いつく。
「ほれ、俺の耳みてみ普通の耳だろ?」
「ああ、そうだな?」
「次、ミュウの耳をみてみ違うだろ?」
そして一呼吸ついてこういう。
「それでも同じ人間だろ? まぁそういう違いくらいだけどな」
ゼウを地面におろしながら説明する、我ながらうまい説明だぜと心の中でドヤ顔する。
「なるほどね、わからんようなわかるような」
そういうとゼウは少し微笑んだような気がした。