第29話
「おおー、これがいっていた売り場かーってすごいな、思っていた以上だ」
周りの人間に聞きながらたどり着いたそこは、現代でいうショッピングモールであり、中には様々な商業施設があり賑わっていた。
「おおー、思っていたよりすごいな」
感心しながら辺りをみまわすと、猫の耳をつけたもの。とうみても子どもとしか思えない背丈の人間がテラスで談笑していたり、妖精が飛び回っていた。
「おお、俺はやはり異世界にきたんだなあ」
数ヶ月たって心の余裕ができたのかそういう事をしみじみと思うのであった。
「さてと、買うところはと、ここだな」
入口でもらった地図を見ながらあるいていると、前をあるいている女性とぶつかりそうになるがー。
ふわりとよけられてこけそうになるが、地面に激突する瞬間に手をつかまれて寸前でそれを回避できた。
「大丈夫ですか? ・・・あっ」
「いえいえ、こちらこそ初めてのところで気をとられていましてすいません・・・あ」
男女の立ち位置が逆だったら少々ロマンチックだったかもしれないけれど、手をとって助けられた女性はメイド姿で見覚えのある女性であった。
「えっ・・・とハツネさん?」
「あー、あなたでしたか」
そうその女性はブラウンの屋敷で、あやうく埋葬にされそうになったメイドであった。




