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第17話
「はい、ブラウンさんというのはですね、ここの孤児院を援助してくださっている方なんですよ」
「ほら、テツと初めてあった時、あれはブラウンさんのところから物資を貰って帰るところだったんだよ」
アイルがそう説明してくれる、ふーむなるほど結構立派な建物、どう維持してるかわからなかったけどそういう事なのね、おかけでこうやって彼女と会えたわけだし感謝の一言でもいわないとな。
「おーいテツ? かえってこぉーい」
1人考え事にふけるテツに声をかけるアイルであった。
そしてそうこうしていると、外から馬車の音が聞こえてくる、どうやらそれがブラウンさんとやらが来た音らしかった。
するとミュウが少し気のせいか、浮き足立っているように見えた。
まぁ、この孤児院を援助してくれているあしながおじさん(ロマンスグレー)みたいなもんだもんな、憧れと好意を持ってあても不思議じゃないな。
この変に余裕をもったテツの考えはブラウン本人の登場で余裕ではなくなるのであった。