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転生信長記  作者: 松田 飛呂
信長と同盟
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信長と同盟

書くことがないです。

頑張りました。


太陽が昇った頃義龍は陣にやってきた。

「今日は棒を使うからな、ところで作戦は決まったか」と義龍はニヤケながら言った。

しかしそのニヤケはすぐに消えた。

「帰蝶何をしてる?」

「義龍久しぶりじゃな、我が大将じゃ」

「本当か藤吉郎」

「えぇ……そのようです」

「わがままを言ったんだな、すまんな」

「いえ、とんでもございません」と慌てて言った。

「気にするな、義龍はよ自分の陣へ行け」と帰蝶は言うと利家に追い出すように言った。

困った利家だが義龍が自ら去ってくれたのでホッとした。

お互いに準備が整うと太鼓が打たれた。

義龍軍は一群となり突っ込んできた。

良勝は右側に千の兵を連れ開き、藤吉郎は千の兵を連れ左に開いた。

陣にいる帰蝶の側には利家がいることにした。

義龍軍から五百程の騎馬隊が離脱し消えたのが見えた、と同時に軍がぶつかった。

両脇から挟むように攻撃しているのだが相手はなかなか動かない。

良勝は五百を連れ残し残りの五百で義龍軍の後方から攻撃もした。

完全に囲まれているはずの義龍軍のではあるがなかなか崩れない。

その時、藤吉郎の軍が急に崩れた。

本陣にいた帰蝶は立ち上がり、

「利家、騎馬隊で左翼を助けよ、ここは問題ない」と言われた。

利家はしょうがなく出ていき騎馬隊にぶつかった。

しかし騎馬隊は上手く避けそのままどこかに消えた。

「大丈夫か藤吉郎」と言うと、

「あぁ、だが強い」と返した。

利家はそのまま後方の良勝に合流し攻めることにした。

「良勝、助けに来たぞ」

と言いながら義龍軍に突っ込もうとしたら義龍軍のなかから義龍が騎馬に乗り一人で突っ込んだ。利家隊はそのまま義龍に打ち倒され、さらに良勝隊すらも壊滅させた。

「個が弱すぎる」と笑いながら戻って言った。

「良勝大丈夫か?」と利家が心配しながら慌てて来た。

「体が震えてる」と良勝は言い震える自分の手を見ていた。

「あれは化け物だ」と利家も諦め気味に言った。

その頃義龍は馬から降り棒を投げ捨て先頭に一人立った。

「本陣は俺一人で行く、お前らは藤吉郎を潰せ」と言い全軍藤吉郎に当て義龍は帰蝶隊の中に一人入っていった。

すると人が空を舞いだし、帰蝶のところまで道が出来た。

義龍が帰蝶の陣の中に入ると太鼓を自ら鳴らし演習を終わらせた。

「弱いな」と義龍は言い、椅子に座ると良勝達を待った。

戻ってくると、

「遅かったな、このままでは天下どころか武田に潰されるぞ」といきなり言った。

利家と藤吉郎は少し落ち込んでいた。

「作戦は良かったのだがな」と慌てて付け加えた。

「あの作戦は気付かれていたのですか?」と良勝は聞いた。

「当たり前だ、騎馬隊が見えたか?」

「はい、でも遅かったです」

「そうだろうな、それが本当の作戦と言うものだ」と笑いながら言った。

その日は休んで次の日帰ることになった。

義龍はまだ陣におり三人の反省会の話を聞いていた。

帰蝶は少し飽きたのか火の近くにお市といた。

その時義龍の騎馬隊が来たとの報告が入った。

「なぜ俺の騎馬隊が」と義龍が言うと、部下が入ってきて、

「龍興様が軍を出されました」と言った。

「俺にか?」と言うと部下は頷いた。

「俺について来てくれるのはお前たちだけか」と笑いながら言い、

「ここにいては迷惑がかかる行くぞ」と言ってた立ち上がった。

しかしそれを良勝が止めた。

「我々が味方します」

「相手は二万七千、しかも強いぞ」

「大丈夫です、帰蝶様は先にお帰り頂き我々は戦いながら引きます」

「ほう、援軍を待つか」

「はい、大丈夫です」

「お前たちはどうだ?」と義龍は藤吉郎と利家を見た。

「負けっぱなしってのもなぁ」

「やだなぁ」と二人も言い助ける事となった。

「ならお市急ぐぞ」となぜかやる気満々の帰蝶はお市の手を引っ張り陣を出ていった。

「それで作戦は?」と義龍が聞くと、

「二千の三隊に分け攻撃を交代に行います」

「それではこちらが負けるぞ」

「ですからその攻撃の時に騎馬隊で横から攻撃して欲しいのです」

「それで勝てるのか?」

「勝ちません、逃げるのです」

「言ってる意味がわからん」

「ぶつかるのですが少しづつ下がって行くのです」

「それで森まで逃げるか」と藤吉郎が横から言った。

「そうです、森に入ったら全力で逃げます」

「なるほど、それはすごい考えだ」と義龍は言い藤吉郎も納得したが、

利家だけは納得しなかった。

「俺はそれだけではダメだと思う、そこで藤吉郎に千の兵を預けて先に森に行かせないか?」

「俺だけ逃げろと言うのか?」

「違う、罠を仕掛けて欲しいんだ」

「そうか、それならいいのだが」と不安そうに言った。

「頼む」と利家は言い頭を下げた。

「わかった」と言い藤吉郎は千の兵を連れ出て行った。

残りを三隊に分け、義龍に一隊任せることにした。

騎馬隊は多少弱くなるがしょうがないと思われた。

すぐに戦いは始まった。

良勝は刀を抜き構えた。

両軍がぶつかったが直ぐに引いたので相手はそのまま押し込んで来た。

二枚目の壁が前に出ると少し相手が怯んだがまた引いたので押し込んで来た。

しばらく繰り返すと相手の攻撃は止まった。

そして一人の若者が騎馬に乗り出てきた。

「父上、出て参れ」

それを聞いて良勝は龍興だと知った。

義龍は歩いて出て行った。

「どうした?恋しくなったか?」と義龍は冗談を言ってみたが龍興は顔色一つ変えず、

「我らは一色家の者であり裏切り者の斎藤家は潰さねばならん」と返した。

「そうか、一色家か」と義龍はつぶやき、

「父は死んだ、これよりは好きにしろ」と言い良勝の元まで下がってきた。

利家も現れ、

「織田軍として交渉しに行こう」と言った。

「それはどういう意味?」

「停戦の申し入れをする」

「そうしろ」と義龍は言った。

「はい」と利家は言い、一人出て行った。

「停戦を申し込む」と利家が言うと、

「父上を渡せ」と返された。

「義龍殿はお亡くなりになった、織田軍は戦う意味がないので撤退する」

「そんなこと許される分けがなかろう」

「戦いを続けるのか?」

「当たり前だ」と言い始めて口元がニヤリとした。

利家たちは離れそれぞれ元に戻った。

「了承してくれなかった」と利家が言うと、

「時間稼ぎにはなったさ」と義龍は言った。

両軍膠着状態のまま止まっていると藤吉郎が戻ってきた。

「援軍は見込めない」

「なぜ?」

「武田が動き出したみたいだ」

「では我々だけで撤退を?」

「そう言うことだ」と諦め気味に言った。

「作戦は変えずにこのまま撤退しよう」と良勝が言うと、

「それしかないな」と義龍は同意してくれた。

すぐに行動に移したのは龍興だった。

全隊二万七千を集めてそのまま当たってきた。

壁をぶつけながら一生懸命に下がっていたがすでに被害は千を超え状況は悪化していった。

「俺を捨てろ」と義龍は言うが三人は意地でも捨てる気にはなれなかった。


お読みいただきありがとうございました。

今日はとても太陽が眩しいです。

なんか面白い事ないかなーなんて考えてる今日この頃です。


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