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「失礼します」
その部屋の、岩屋側から見て一番奥に、誰かが立っているのが見える。うっすらとした暗闇の中に立っていた彼であったが、岩屋にはそれがだれかはっきりとわかっていた。
「お久しぶりです」
一瞬そう呼びかけられた彼は誰のことかといぶかしんだ様子だった。だがその話し相手が岩屋だとわかったとたん、顔をほころばせた。
「おお、貴方でしたか。いつ来るのかと思って、ずっと待っていましたよ」
初老の男性は、岩屋のことを認識できると、古くからの友人のように遇する。
「失礼します」
その部屋の、岩屋側から見て一番奥に、誰かが立っているのが見える。うっすらとした暗闇の中に立っていた彼であったが、岩屋にはそれがだれかはっきりとわかっていた。
「お久しぶりです」
一瞬そう呼びかけられた彼は誰のことかといぶかしんだ様子だった。だがその話し相手が岩屋だとわかったとたん、顔をほころばせた。
「おお、貴方でしたか。いつ来るのかと思って、ずっと待っていましたよ」
初老の男性は、岩屋のことを認識できると、古くからの友人のように遇する。