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「ここですね」
店員がしばらく歩き続けた地下の、とあるところで立ち止まる。そこは何も目印はつけられていない、強いていえば周りよりも黒ずんでいるレンガのような構造物で作られている階段だった。
すると店員は少しだけその場でとどまる。まるで何かを待っているかのような様子だった。
「上がります。ついてきてください」
店員は岩屋に小さいながらも一声かけつつ、一気に駆け上がっていく。岩屋はそれに、それでも年齢の割には一緒について行けるぐらいの健脚で、店員と一緒のスピードでついていった。




