4388/4428
4387.
少しの衝撃は、多大な影響を生んだ。
「こいつらは、俺らの味方じゃないっ。敵だっ」
はたかれた男が叫ぶ。同時に周りも基地の中にいる兵士らへの罵詈雑言が激しさを増し、そこら中から意志が投げつけられる事態になった。
「……いよいよだな」
リーダーがその様子を遠巻きに見守っている。
「なにがです」
サブリーダーがつぶやいたリーダーの言葉に尋ねた。
「俺らは政府を倒す。政府を倒して、俺らだけの世界を作り出すんだ」
そのときのリーダーの顔は、今まで誰も見たことがないほどのいい笑顔だった。




