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そのころ地上側は大騒ぎになっていた。騒擾という1都市あるいは1つの町ぐらいの規模での騒動ではなく、さらに大きな、1つの地域レベルでの大騒動へと発展をしていた。こうなれば暴動と言っても差し支えないだろう。
当然、政府側もここまで騒ぎが大きくなっているのであれば、手をこまねいているわけにはいかない。
「……軍を出せ。あれらを鎮圧せよ」
今はまだ地域レベルのため、出てくるのは総監だ。だが彼であっても軍を動かすことはできる。
「はい、速やかに」
総監に与えられた指揮権は1個から3個旅団の指揮だ。これは、1個で約2000人、3個で約6000人の軍人を指揮することになる。そのため総監には軍事顧問が必ず1人は就けられており、彼を通して指揮権を実際に働かせることになっていた。




