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外はまぶしい。今まで暗い部屋の中にいたからこそ、余計にそう感じるのだろう。
「それぞれの場所へ行くぞ。また会えたら会おう」
「そっちもな」
笑いあいながら、彼らは家から出て行っていく。ある者は右へ、ある者は左へ。二度と会うことがない、ということを知りながらも、確実にこれが最善であると認識している表情だ。これ以上のものは、きっと彼らがこれから生きていたとしても出会うことはないだろう。
場所、というのはリーダーの男にとってはあるいて2時間ぐらいのところにある、政府関連の施設がある街だった。夜間人口が1000人規模の、普通ならば小さな町というところであるだろうが、ここはその施設のおかげで昼間はとても人が多い。そこを狙いに来たようだ。




