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こちらです、とアルダースは岩屋がいた部屋から廊下へと出て、入口とは逆方向へ歩いていく。名札もかかっていない、似たような扉を10個ほど通って、ようやく大きな隙間が空き始める。ここまでが宿舎や個室といったもので、ここから先が研究室エリアなのかもしれない。その予想を裏打ちするように、岩屋へとアルダースが話し始めた。
「ここは研究室になっています。それぞれの研究室ごとに研究テーマが決まっていて、どこに配属されるか、ということで方向がおおよそ決まります」
まるで大学か大学院のようなものなのかもしれない、と岩屋は言わなかったが思った。




