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気づけば隊長らは、大きな道へと誘導されていた。周囲をぐるりと二重三重に包囲され、ここから逃げることはできないだろう。そのうえで、武装放棄するように指示がある。メガホンを使って、岩屋方の参謀長が、隊長らに声をかけていた。
「当方は、攻撃する意図はない。が、君ら次第でもある。君らがもしも武器を捨てぬというのであれば、その名誉を重んじよう。しかし、君らが武器を捨てるというのであれば、栄誉の捕虜として迎え入れることにしよう」
どうするか、と隊長が考えた。まずは相談したいということで、話をすることにした。




