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1293.
「かはっ」
副隊長へとナイフを使って深々と腹を切り裂く。目を隠していた岩屋方の人らは、そのために信号弾からの光に耐えることができた。今も輝いているその光を背にして、一目散に駆け出していく。
「副隊長っ」
誰かが駆け寄って、声をかける。
「俺は良い、あっちを追え」
「はっ」
それでも一人だけ残り、副隊長の体を抱きかかえている。腹の傷は深く、それでいて痛みは無いようだ。その一人の体も、ゆっくりとではあるが血に濡れていく。
「かはっ」
副隊長へとナイフを使って深々と腹を切り裂く。目を隠していた岩屋方の人らは、そのために信号弾からの光に耐えることができた。今も輝いているその光を背にして、一目散に駆け出していく。
「副隊長っ」
誰かが駆け寄って、声をかける。
「俺は良い、あっちを追え」
「はっ」
それでも一人だけ残り、副隊長の体を抱きかかえている。腹の傷は深く、それでいて痛みは無いようだ。その一人の体も、ゆっくりとではあるが血に濡れていく。