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1203.
機銃は音を置き去りにして、護王将軍方の戦闘機に食らいつく。みるみる間に戦闘機の右翼に穴が穿たれる。
「一機撃墜」
誰かが報告をする。
「敵機、それぞれ散開していきます」
30度ほどの角度でもって上空から下へと降りていった第13小隊は、上空を見ながら報告をした。確認済み、と短く総隊長が声を発した。すでに梯団は三角形を維持しておらず、残った4機と後ろを動いていた機体も、ほとんど元の形を維持していなかった。
「練習もほとんどしていないようだな」
総隊長が独り言を下した。




