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元最強軍人のおじいちゃんが、殺されるはずだったモブキャラに転生して乙女ゲームを拳無双をする!  作者: バナナ男さん
第七章【召喚の儀式編】

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199 授業の説明と……

(ルーク)


最前列のど真ん中に着席しているのが、オーティス王子とエヴァ王女様。

そしてその後ろにはライアーとスティーブが座っていて、性悪ヒロインリリスはそんな二人から少し離れた席に座っている。

そしてオーティス王子の婚約者であるカミラとその取り巻きの様な女子生徒達は固まり、それより少し離れた後ろに座っていて、顔には出していないがなんとなく刺々しいオーラをリリスに向けて放っていた。

そのまた後ろにどら猫サミュエル君と取り巻き達、その他の生徒達もチラホラと集団化して席についている様だ


30人には届かないくらいの人数か……。

今年は結構な数の合格者が出たみたいだな。


さっきのアッシュの話から、年によっては全クラスで30人いかない年もあると聞いていたので、Sクラスでこれだけの人数がいるということはかなり優秀な人材が揃ったということだろう。


まぁ、王子やら王女やら聖后様やらと、よくぞ集まったって感じだもんな。

これからどうなっていくんだか。


こちらを不躾で見てはヒソヒソしていたクラスメイト達は、次第に俺から視線を外し前を向いていったのだが、その中でリリスだけは入ってきた俺達に目もくれず周囲の様子を見て回っている様だった。


誰か探している??


そう思ったのもつかの間、リリスはハァ……とため息をついた後、俺達の方へ視線がたどり着くと、あからさまにパァァァ〜!!!と嬉しそうな顔をする。

さっきの性悪顔が想像できない程、輝くような笑みを浮かべ、食い入るように見ていた。


────アッシュを。


「…………。」


アッシュからは不快全顔オーラが漂い、絶対に目を合わせない様にしているのが分かったが、リリスはそんな不機嫌に気づかないのかキラキラした目でアッシュを見つめ続ける。


「もしやアッシュ推しのハーレム狙い……?」


孤児院にずっといたのは、やはりアッシュを探していたので決まりのようだ。

だが、肝心のアッシュは随分とリリスの事を嫌っているけど……コレは大丈夫なのか??


「あ〜……手くらい振ってやれば?」


「そのまま結婚しろ。」


「は?勘弁してよ、気持ち悪い。」


結婚しろと言ったセレンの頭を真顔でひっぱたくアッシュからは、好意の欠片すら見つけ出せない。


ハーレムエンドへの道は険しそうだが、これも強制力でなんとかなるのか?


チラッとリリスに視線を戻すと、俺とセレンが何故アッシュと一緒にいるのかと疑問に思ったんだろう。

訝しげな表情で俺達を見つめていたが、それからすぐにブレア先生が入って来たので、諦めて前を向いていた。


「あらら〜。なんだか嫌な空気ねぇ〜。気持ちの切り替えは大事大事!

じゃあ、これからの授業について簡単に説明するからね〜。」


まだ警戒している皆を他所に、ブレア先生はケラケラ笑いながら巨大スクリーンに手を差し出す。

すると巨大スクリーンに文字が浮かんできて、ブレア先生がその前でペラペラと説明を始めた。


「体術、剣術、魔法、座学、その他諸々の共通科目はこのクラスで行って、午後からはフリー講義スタイルになるから、自分で好きな講義を選んでもらいま〜す。

とりあえず見てみてね!」


ブレア先生がパチッとウィンクすると、なんと机に小さなプレートの様なモノが人数分浮かぶ。

ギョッと驚きながらそれを見下ろすと、そこには文字が書かれていた。


「【剣術学】【魔法学】【体術学】【契約魔法学】……。他には、【魔法陣研究】【精霊学】【貴族学】【経営学】【商業学】……うわ、めちゃくちゃある!

これから選ぶのか……。」


ここで思い出したのは、ゲームの中にもあったこの選択シーン。

実はこれこそがどの攻略対象を優先するかを決める大事な選択肢の一つで、何を選ぶかによって違うイベントが発生するはずだ。


ハーレムを選ぶならバランスよく講義を取るはず。

できればリリスと被りませんように!(めんどくさいから)


「種類が多いですね……。どれにしますか?」


「ちょっと変わったのでもいいんじゃない?────って言っても、ルークはどうせ寝ちゃうだろうから、座学系は止めといた方がいいと思うけど……。」


二人は俺の手元に浮かんでいるプレートを覗き込む様に見てきて、俺の選択待ちをしている様だ。

いやいや、自分達の好きなモノを選べって。せっかくの教育の場なんだからさ〜。

そう遠回しに伝えると、二人は驚いた様に目を僅かに見開いた。


「私はルークと同じがいい────……じゃなくて、専属護衛なので、お側にいるのは当然です!」


「俺の相手をまともにできるのはルークだけでしょ。一緒に遊んでくれないと『青春』?ってやつできないじゃん。」


セレンは顔を赤らめて胸を叩き、アッシュは軽い感じで笑う。

どうやら二人は皆一緒〜!な青春をご希望らしい。


「あ、そう……。まぁ、その内好きなモノができたらちゃんと選べよ〜。」


確かに最初からこんなに選択肢があっては選ぶのも大変だし、ましてや今まで孤児院&スタンダードではない生活を送ってきたらしい二人にとっては、まだまだわからないことだらけなんだと思われる。


ここは経験豊富なジジイが、色々見せて興味を引き出してやるしかない!


全力で孫娘の子守をしてきた血が騒ぎプレートを食い入る様に見ていると、アッシュが周囲の様子を伺いながらプレートの文字を指差す。


「多分人気の講義は……コレとコレ、剣術と魔法学じゃないかな。それにプラスして、家業に役立つ講義を受ける感じっぽいよ。

戦闘系の能力を伸ばしたいなら特化した戦闘型授業をびっちり入れるのもありかもね。」


「戦闘ねぇ……?確かにこれから世を生きていく学生にとって、大事大事だろうけど……。」


う〜ん……と考えながら俺はポチポチと興味が湧いた講義に丸をつけていった。



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