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第四十七話

 木材を一旦運び終えた徹也たちは、真未の元に集まって休息をとっていた。徹也たちは水分を取りながら、今後のことについて話し始める。


「真未。家の再建を全て終えるには、どれだけの日数が必要だ?」


「えーっと……。まあ大体二日?かな。今日の午後と明日一日で後は終わると思う」


「そうか。なら、明後日には王都に帰れるな」


「そのようだな。それからのことは、考えているのか?」


 ヘンリーにそう問われた徹也は、すぐに頷きを返すことができなかった。まだレイヒの返事を聞けていないからである。


 レイヒが来てくれればできることは増えるのだが、来てくれなければ残る一つでできることまでやらなければならない。そのために徹也は、あることを刀夜に頼んであるのだ。


「一応、考えてはいるんですが……。正直半々といったところですね。協力が必須になってくるので……」


「半分って、後は何が足りないの?」


「ああ。レイヒさんの協力が得られれば――」


 徹也がその言葉を言い切る前に、女性陣が徹也に詰め寄った。そんな女性陣の行動に、徹也は驚きを隠せない。


「お、おい。何だよお前ら……」


「徹也君。どういうことかな?かな?」


「なんでここで、レイヒさんの名前がでてくるの?」


「説明、してくれるよね?」


「「て、つ、や?」」


 上から順に、優愛、舞、穏恵、真理と真未である。治伽は不機嫌そうな顔をしながらも、徹也に詰め寄ることはしなかった。


 徹也が半々とまで言うということは、レイヒの協力はそれほど重要なものということになる。治伽は、レイヒの才能が徹也の計画に必要なのだと理解したので、詰め寄ることをしなかったのだ。


「え、いや、そ、そりゃ、レイヒさんの才能の力を借りたいから、だが……?」


(それ以外の理由なんてないんだが……。なぜこんなにも詰められてるんだ?まさか、コ―フォン家が俺のことを狙っているのを知ってるのか……!?)


 徹也はそう思いながら後退り、女性陣から少し距離をとる。流石に、コ―フォン家全体で徹也を狙っているとは優愛たちも考えていない。


 だが、優愛たちはレイヒ自身が徹也を狙っていることは察していた。女の勘というやつもあるが、徹也でも気付いているほどだ。徹也以上の鈍感でない限り、多くが気付くことができるだろう。


「はぁ……。聞きたいことが多いのは分かるけど、それぐらいにしてあげなさい。徹也君にも考えがあるんだから」


 治伽のその言葉によって、女性陣は一旦の落ち着きを得た。女性陣の様子を見て、徹也とヘンリーも安堵の息を吐く。


「て、徹也様……。今、お時間よろしいですか?」


 しかし、その安堵の時間は一瞬で散ってしまった。聞き覚えのある声が徹也の背後から聞こえて来たからである。


 徹也はギギギッと首を回して、顔を後ろに向ける。そこには、先程まで話題になっていたレイヒ・コ―フォンの姿があった。徹也は心の中でこう叫ぶ。


(今!?)


読んでくださりありがとうございます!

久しぶりの更新となってしまいました……。

本当に申し訳ございません。

これからは一カ月はあけないように更新していきたいと思っています。

新作も書いていますので、ご了承ください。

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