2つ目、なぜこんな事をしている?
「なぜこんな事をしている?」
俺は疑問をそのままぶつけた。
「それは……」
外塚は少し焦っているようで目線が至る所に飛んでいた。どんな理由だ?これをしないと会社が潰れるのか?
「思いつき……」
………………ん?
「思い……つき?」
「うん……」
俺の問いに頷いて、外塚は
「私の両親とここの学園長が友達で、3人の思いつきでこうなった」
さらに訳の分からない事…を、思いつきで男性としてここに入った。1人の少女にとって辛すぎだろ‥‥。
「でもこの格好は好きだよ!」
そう言って外塚は胸を張って元気に言った
。
「楽しそうでなによりだ、訳が分かった。帰る」
俺は全ての真相が分かり、終わりだ終わり。
「あれ?3つ目は?」
外塚からそんな事を聞いてきた。
「あ?ああいいよ。考えてなかったし、これでおしまい」
俺は彼女にそう言い帰ろうとした。
「おしまい……ね」
外塚は笑みを浮かべ、こちらに来る。やばい!と思ったがそれも遅く、俺の腹に激痛が走った。
「ぐっ!!」
俺は崩れ落ち、うずくまる………隙なんて与えてくれない。外塚は俺の襟首を掴んで俺を無理やり起こした。
「よくもやってくれたじゃない!怖かったんだからね…!!」
て、ていこうできない………っ!!




