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春って呼んで!
あーあ、僕はどうなっちゃうんだろうなぁ……。悪い事をすると罰が当たると言うが早すぎる気がする。
「さ、さーて、どんな事をされるのかなー」
冷静を保ち、静かに立ち上がろうとするも立ち上がれない。ヘへっ腰が抜けてやがるぜ。
「ねえ、春人。これ何だと思う?」
外塚はなぜか俺を下の名で呼び、四角いものを見せ、スイッチらしいものを押した。
すると外塚を脅している僕の声が………
「と、盗聴器だとぅっ!?」
「そっ盗聴器、これを校内にばらまけば………」
外塚は嫌な笑みを浮かべていた。
「勘弁してください。私が悪かったです。」
土下座。土下座をしまくる僕、なさけない。
「まあ、言わないでおいてあげるよ」
「ほぇ?本当?」
やベ、変な声出た。
「うん、本当だよ。ただし」
外塚は一呼吸をして、
「ボクの事は春って呼んで!!」
その時、微かに頭の中に僕、宏、小百合を含めた幼い4人が砂場で遊んでいる光景が蘇った。
「は、はじめ………」
「よろしい!」
名前で呼ぶと満足したのか外つ……春は笑った。そして──
「よろしくねっ春人!」
元気よく言い放ち外へ出ていった。
───また、微かに記憶が蘇った気がした。




