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名案

七夕まつりの後、西野涼花のニュースが世間を席巻した。人気女優が人材斡旋をしていただけでなく、その後ろ盾に西日本最大の広域指定暴力団である狂瀾会がいたという事実。

彼女のファンは絶望、彼女を内々に嫌っていた女性達はほくそ笑んでいた。


俺はと言うと、定期テストの期間に入ったことで、真理とどこかへ行くこともできなくなり、悶々とした日々を過ごしていた。




定期テスト終了後…

「やっと終わったぁ…」


「明日から夏休みだぁー!!!」


「夏休みの練習って地獄なんだろ?」


「それを言うなよ…」


「忘れてたのに…」


こいつら…


「とうしたん?」


「まみ〜」


魁星の野郎。これ見よがしに甘えやがって。


「それでどうしたの?」


「おう!めみ。」


「別に。夏休みの練習大変だろなって話してただけ。」


「そうなん?」


「先輩たちが言うにはそうらしい。」


「へぇ…。そういえばさ、真理とはどうなの?」


「告白の答え待ってんだけどね…」


「仲良さそうじゃん?」


「一緒に何処かに行こうかと思ってんだけどね。」


「そういや忘れてないよね?明日のこと。」


「誕生日のこと言ってる?」


「さすがに覚えてたか。」


「…真理って遊園地好きかなぁ?」


「嫌いではないんじゃない?」


特ダネを記者として再スタートした平田恵さんから、2人分の浦安の夢の国のチケットを贈ってくれた。


村上警視監に会うように伝えたが、彼から紹介された編集社が、同僚の家族が編集長をしている企業だったらしく、楽しくやっているとのこと。


是非、彼女さんと行って欲しいと送られてきたわけだ。でも、俺達だけで行くのは真理が嫌がるだろうなぁ…


あっ…いいこと考えた。


「…照哉、魁星、茉美、芽実。明日って空いてる?」


「「「「何で?」」」」


「トリプルデートしない?」

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