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仕事に疲れて家に帰ると、座敷童がいた  作者: 白熊 猫


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2/11

第2話 初めてのデザート

みなさんはどんなデザートが好きですか?


夜11時過ぎ。

キッチンに立った直人は、冷蔵庫を開けながら小さく唸った。

「デザートって言ったはいいけど……何があったかな」

後ろから、ちょこんと顔を出した少女が聞く。

「デザートなに?」

「うーん。ちょっと待ってな」

冷蔵庫の中には、卵、牛乳、食パンくらいしかない。

「あー……これなら作れるか」

「なにつくるの?」

「フレンチトースト」

少女は目をぱちぱちさせた。

「ふれんち……とーすと?」

「簡単に言うと、甘くてふわふわのパン」

「あまくてふわふわ!?」

食いつきがすごい。

直人は思わず笑った。

「そんな期待されるとプレッシャーなんだけど」

「わくわくする!」

少女はキッチンの横で正座した。

見られながら料理するのはやりづらいな……。

そう思いつつも、嫌な気分ではなかった。

直人はボウルに卵を割り入れる。

「おぉ……!」

「そんな感動するところ?」

「おじさん、りょうりできるんだ!」

「一応、一人暮らし長いからね。簡単なものなら作れるよ」

卵に牛乳と砂糖を混ぜ、食パンを浸す。

食パンにはよく染み込むようにフォークで軽くさしていく。

少女はじーっと見ている。

「……そんなに見られると緊張するな」

「ちゃんとおぼえてるの」

「覚えてどうするんだ?」

「またたべる!」

元気いっぱいの返事だった。

フライパンにバターを落とすと、じゅわっといい香りが広がる。

「わぁ……!」

少女の目が輝いた。

「いいにおい!」

「焦げないようにっと……」

焼き色がついたフレンチトーストを皿に盛る。

最後に蜂蜜を少しかける。

「はい、お待たせ」

「やったー!」

少女は机の前に座り直した。

「「いただきます!」」

少女は勢いよくひと口食べた。

次の瞬間。

「……!」

ぴたりと動きが止まる。

「どうした?」

「おいしい……!」

感動したように両手で頬を押さえていた。

「ぱん、あまい……ふわふわ……しあわせ……」

大げさな反応に、直人は吹き出す。

「そこまで喜ばれると作った甲斐あるな」

「おじさん、すごい!」

「いや、レシピ通りだから」

「れしぴってすごい!」

「そっちかぁ」

二人で笑いながら、フレンチトーストを食べる。

こんな時間なのに、不思議と疲れが減った気がした。

静かな部屋。

でも、一人じゃない。

それだけで空気が違っていた。

「ごちそうさまでした!」

食べ終えた少女は、満足そうにお腹をぽんぽん叩いた。

これからどうしよう。

本人は座敷童とは言っているけど、家出少女の可能性が高いよな。

こんな深夜だけど、警察署に行ってみるか。

「お腹もいっぱいになったことだし、おじさんと一緒に交番に行こうか?」

「こうばん?ふにゃぁ…。わたし、もうねるー」

少女はそういうとふっと消えた。

「あれ?」

部屋の隅を見る。

さっきまで座っていたはずの少女がいない。

「……幻覚? 」

部屋の中を探してみるが、どこにも気配はなかった。

まるで最初から誰もいなかったみたいに、部屋は静かだった。

でも、テーブルの上に、空になった皿だけが残っている。

直人はしばらく呆然としてから、小さく笑った。

「……ほんとに座敷童だったのか。いや、単に妖怪の可能性もあるか?」

「ようかいじゃない!ざしきわらし」

直人の独り言に反応するように少女の声が部屋の隅から聞こえてきた。

少女とか座敷童とかだとかわいさが薄まりますよね。。。

大丈夫!次の話ではちゃんと名前出るので!

どんな名前だと思いますか?

みなさん予想してみてください!

座敷童から文字るの地味に難しかったです><


誤字脱字などあったら、教えてください><

ブックマーク、感想などもらえたら嬉しいです!

書きだめしている間は毎日投稿する予定なので、ぜひぜひよろしくお願いします。

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