第2話 京都での怪異(1)
これは自分が大学生の時の話です。大学が京都で、一人暮らしの為に学生専用アパートに住み始めてから奇妙な事が起こり始めました。
「関西のアパートは東日本と違い京間で少し広いんやで」との部屋探しで仲介の不動産屋さんの説明が、大分昔ですが甦ります。
住み始めたアパートは、大学にも近く、歩いてすぐの所にコンビニや銭湯もあり、すぐ近くに神社もあって、大家さんも親切で住みやすい良い所でした。学生専用アパートなので住んでいるのは学生ばかりでした。近くの神社では春に桜祭りがあって、アパートの新入り学生数人で行った事を懐かしく思い出します……。
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住み始めてから何日かして、奇妙な事が起こりました。入学した学校で、履修説明があったり、基礎クラスが同じ人の顔と名前を覚えたりと慌ただしく過ごし、少し落ち着いてきたGWの連休に入る前辺りだったかと思います。
寝ていると、何を喋っているかは分かりませんがボソボソと人の話声のようなモノが聞こえてきたり、金縛りのような感じが発生するのです……。微熱も続いていた感じです。
気持ち悪いですが引っ越しするとお金もかかるし、気にしないようにしていたのですが、自分は穏やかな方なのですが時々周期的に機嫌が悪くなる時期があり、その時期の晩に謎のボソボソ声が発生したので、キレて怒鳴ってやりました。
「うるせぇんだよ!! この部屋の家賃を払ってるのは自分だ。何か文句があるなら、テメェが払え!! 金が用意できない限り出てくるんじゃねぇ!!」
というような事を怒鳴った気がします。昔の事なのでウロ覚えですが。
それ以来、自分の部屋での奇妙な事はパタリとなくなりました。
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死後もお金が要る。
という考えが効いたのなら、渡来系の人?(幽霊)なのかな……?
と思いました。
仏教の三途の川渡し賃必要とか。台湾や沖縄でも、道教や民間信仰の影響で冥銭(紙銭)という物があるらしいとか。
神や先祖・死者に紙幣を焼いて捧げるとか……。沖縄ではウチカビと言うらしい……。
とりあえず怪異が収まったのなら結構な事です。
とその時は思いました。
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この話には続きがあります。後日、同じアパートの別の学生がおかしくなってしまったのです……。
また機会があったら続きを書こうかと思ってます。




