第1話 秋田角館編
これは大分昔に、両親が秋田の角館に旅行して遭遇した話です。
テレ東で人気の『鑑定団』に、秋田の某私設美術館の美術作品が出展されていたのを見て、ミーハーだった両親が秋田旅行を思い立ったのが始まりでした。
ミーハーな上にアバウトな両親は宿も取らず、車で気ままに出かけ、秋田の風物を堪能した後、飛び込みで角館の空いている宿に宿泊したそうです。
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秋田県角館。武家屋敷街が風情のある場所です。
秋田は県知事が(web記事で引退発表を見かけましたが)佐竹の殿様の末裔がしていた、戦国時代の名残が何気に残っています……。
佐竹知事は、「クマを送る」発言でも有名ですが、在任中に宇和島の食べ物(じゃこ天?)を「貧乏臭い」と発言炎上しかけたらしいです……。
一説にはおそらく「佐竹家と散々戦をした宿敵伊達家の庶子のいる宇和島伊達藩の物など褒めてたまるか」との戦国時代の名残があるのでは……。
と某SNSの歴史クラスター界隈では珍説が流れていたような気がします……。
先だっても山形県知事がNHKに異例の直談判
「(『独眼竜政宗』で敵役だった)最上義光を大河の主役に!! 名誉回復を。悪名を払拭したい」
とwebニュースで見かけたような気がします……。
日本海側は時が止まっている錯覚を覚えるのは私だけでしょうか……。
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角館の武家屋敷近くの宿に飛び込みで宿泊した両親ですが、季節外れで宿泊客が自分達以外は見ない中で怪異は起こりました。夜中、隣の部屋からガンガンドンドンと物音が一晩中したそうです。
父親は酒を飲んでいてすぐ寝てしまい、起きていた母親だけが夜中の怪音に怯えていたそうです。起こしても泥酔している父親は起きず、様子を見に行く勇気もなく、
(隣の部屋、チェックインが遅い客が来たんだろうか……)
と言い聞かせて母親は一夜を明かしたそうです。
翌朝。酔いから覚めた父親は母親から文句を言われたものの、起こされたのは記憶になく、誤魔化し笑いをしたそうです。
朝、客用の駐車場には1台――ウチの車しかなかったそうです……。食堂で朝食を食べるのも自分達しかいなかったそうです……。宿の人に聞いても、泊まり客も自分達1組しかいなかったそうです。
(あの夜中の怪音は何だったんだろう……?)
飛び込みで宿泊したので、泊まった宿もよく覚えておらず、今となっては永久に解けない謎です。
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角館は武家屋敷と言う事は、戦国時代に戦があったか、平和になった江戸時代でも粗相をして切腹沙汰やお手打ち等があったのかもしれませんね。
日本海側は時が止まっている錯覚を覚えるのは私だけでしょうか……。
〈終〉




