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-14- 法則

 安らぎに法則はあるのか? という視点に立って考えてみたいと思います。安らぎを数量経済学的に考えれば小難しくなりますので、誰もが分かるように単純な視点のお話にさせて頂きます。

 親の仕送りとアルバイトでなんとか都会の暮らしを続け倉崎は、いい湯加減の銭湯に入りながら、安らぎを感じていた。

「ああ、極楽極楽…」

 倉橋は戦闘の湯舟に浸かりながら、しみじみと思った。一方、大学で知り合った裕福な家庭に育った浅尾は、ゴ-ジャスな温泉ホテルの露天風呂に浸かりはしていたが、毎度のことで、さほど安らぎは感じていなかった。

「ここも飽きたな…」

 浅尾の安らぎ感は、すでに失せていた。

 このように、両者の間には反比例という安らぎの法則がすでに成立していたのである。

 縦軸に安らぎ度、横軸に日々というグラフを描けば、倉崎と浅尾のグラフは上昇、下降という相反する曲線を描いたのだった。要するに浅尾は年月とともに安らぎ度は急激に落ち、倉崎は上昇は僅かながらも年月とともに上昇するといった曲線を描く結果に至ったのである。安らぎは、人それぞれで異なり、基準は無いということに他ならない。

 やすらぎは、いい法則であっ欲しいものです。^^

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