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-12- 手段

 安らげる手段はあるのか? と考えれば、全ての人に共通する気腰痛したコレッ! という決め手はありません。ただ、それに近づく手段はあるに違いありません。

 浜今は安らぎを得ようとアレコレ考えていた。眠りから目覚めた浜今はブラリと家を飛び出した。めざすは目的も行くてもない列車旅である。まあいいさ…と、今浜は財布に詰め込んだ十万ほどの紙幣を頼りの一人旅だった。誰が止めようと出来るものではない。旅は妨害されることなく順調に進んでいった。

 そうこうして、浜今はとある駅で下車した。今まで来たこともない見たこともない町だった。しかし浜今の心には何故か安らぎが生まれていた。その理由は浜今自身にも分からなかった。ただ、安らげるのは、この手段か…という漠然とした思いは浜今の心にポッカリとうかんだ。

 その後、その町を散策し、適当な宿で寝泊まりし、数日を過ごした後、浜今は帰宅した。

 それなりの安らぎを得た浜今の鬱屈した気分は消え去った。

 安らぎを(もたら)す手段は、人それぞれなんでしょうが、あることはあるんですね。^^

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