↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界酒場小話集  作者: 愛組
PR
63/345

小話24 飛来してきた者2

「 …… 」


 影が立ち上がると、煙が霧散して…いや影に風の渦がまとわり付いていた。

 影の輪郭だけが見え、色や姿がはっきりとしない。その場にいた者は、反応できずに立ち尽くす。果たしてこれは、どう切り出せば良いのかと。常連客の1人が唾をごくりと飲み干すと、口を開く。

「あんた、何者だ?」

「 …… 」

 無言。腕の影や顔が動いているは分かる。何か伝えようとしているらしいが、如何せん表情も口が開いているのかも不明。影がうねうね動く。せめて姿か声があるだけでも違うのに。天井を破壊した衝撃が薄れて常連客が近づいた。すると。


 ピョコっ。


『耳が生えた!?』



 影の顔らしき側面から、横長の尖った耳が突き出る。通常の人の耳の2〜3倍の大きさ。影の一挙一動に客達は、心穏やかにいられない。

「ほんと、なんなのあれ?」

「誰?」

「風の渦、邪魔!」

 怪しい影に、彼らは文句を言う。しかし、その姿は見えず、影は両手をふってブンブン動かしたり、しゃがんで地面に文字を書いたり、それはもう豊かな反応を示す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。