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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
83/117

11/2840 幾多毛 不零雨故 吾背子之

11/2717

原文:朝東風尓 井<堤超>浪之 世<染>似裳 不相鬼故 瀧毛響動二

訓読:朝東風に ゐで越す波の 外目にも 逢はぬものゆゑ 瀧もとどろに

仮名:あさごちに ゐでこすなみの よそめにも あはぬものゆゑ たきもとどろに

校異:提越→堤超 [類] / 蝶→染 [万葉考]


***私的解釈***


修正:朝東風尓 井<堤越>浪之 <(はひら)>衆裳 不相鬼故 瀧毛動響二

訓読:朝東風に 井堰(ゐで)越す波の 這ひ入らすも 逢はぬものゆゑ 瀧もとよ[ま/み]に

仮名:あさこちに ゐでこすなみの はひらすも あはぬものゆゑ たきもとよ[ま/み]に


朝の東風に吹かれて井堰を超えるような波が入って来ても、そんな事はなかなかないものだから瀧が轟かないのだ。


世似→衆。


ゐで=いせき:田の用水のせき止める所。

「たき」は願望の助動詞「たし」の連用形との掛詞か? しかし時代が合わないような。

「こち」は此方との掛詞か?

ここでは蝶の読みは、「かの(/あの)羽がヒラヒラする()→かはひらこ/あはひらこ→はひら」とする。ちなみにカタマリフセリという読みもあるらしいが、「衆蝶」の読みにしか見えない。


~~~~~~


11/2840

原文:幾多毛 不零雨故 吾背子之 三名乃幾許 瀧毛動響二

訓読:いくばくも 降らぬ雨ゆゑ 我が背子が 御名のここだく 瀧もとどろに

仮名:いくばくも ふらぬあめゆゑ わがせこが みなのここだく たきもとどろに


***私的解釈***


修正:幾多毛 不零雨故 吾背子之 名三乃幾許 瀧毛動響二

訓読:いくばくも 降らぬ雨ゆゑ 我が背子の [波/汝見]のこきだき 瀧もとよみに

仮名:いくばくも ふらぬあめゆゑ わがせこの なみのこきだき たきもとよみに


少しも雨が降らないので、夫が沢山の波を立て、遂に滝が轟いた。

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