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1/59 流經 妻吹風之 寒夜尓
原文:流經 妻吹風之 寒夜尓 吾勢能君者 獨香宿良<武>
校異:哉→武 [西(訂正左書)][元][類][紀]
修正:經流妻 風吹之 寒夜尓 吾勢能君者 獨宿良香<哉>
訓読:経る妻に 風も吹けりし 寒き夜に 吾が背の君は 独り寝らふか
仮名:ふるづまに かぜもふけりし さむきよに あがせのきみは ひとりぬらふか
浮気を疑ってる?
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原文:暮相而 朝面無美 隠尓加 氣長妹之 廬利為里計武
訓読:暮れに会ひて 朝の面なみ 隠しにか 気長き妹が 庵入りたりけむ
仮名:くれなひて あさのおもなみ かくしにか けながきいもが いほいりたりけむ
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原文:<大>夫之 得物矢手挿 立向 射流圓方波 見尓清潔之
校異:丈→大 [元][類][冷]
訓読:丈夫の 獲物射す手や 立ち向かひ 射る的形は 見るに潔し
仮名:ますらをの えものさすてや たちむかひ いるまとかたは みるにいさぎよし
まとかた:三重県松阪市の地名とされる。麻刀方神社が残る。
獲物:さち(幸)。




