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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
116/118

16/3880 所聞多祢乃 机之嶋能 小螺乎

原文:所聞多祢乃 机之嶋能 小螺乎 伊拾持来而 石以 都追伎破夫利 早川尓 洗濯 辛塩尓 古胡登毛美 高坏尓盛 机尓立而 母尓奉都也 目豆兒乃<ス> 父尓獻都也 身女兒乃<ス>

訓読:鹿島嶺の 机の島の しただみを い拾ひ持ち来て 石もち つつき破り 早川に 洗ひ濯ぎ 辛塩に こごと揉み 高坏に盛り 机に立てて 母にあへつや 目豆児の刀自 父にあへつや 身女児の刀自

仮名:かしまねの つくゑのしまの しただみを いひりひもちきて いしもち つつきやぶり はやかはに あらひすすぎ からしほに こごともみ たかつきにもり つくゑにたてて ははにあへつや めづこのとじ ちちにあへつや みめこのとじ

校異:屓→ス [尼]


ス:「刀自」を縦に並べた合字。


***私的解釈***


修正:多所聞祢乃 机之嶋能 小螺乎 拾持来而 石以 都追伎破夫利 早川尓 洗濯 辛塩尓 古胡為登毛美 高坏尓 盛而机尓 立奉都 母尓父尓也 獻都也 目豆兒乃<刀自八> 身女兒乃<刀自八>

訓読:鹿島嶺の 机の島の しただみを 拾ひ持ち来て 石持ちて つつき破りて 早川に 洗ひ滌ぎて 辛塩に こごしと揉みて 高坏に 盛りて机に 立て(まつ)り 母に父にや (まつ)りなる 愛づ児の刀自や 身女児の刀自や

仮名:かしまねの つくゑのしまの しただみを ひりひもちきて いしもちて つつきやぶりて はやかはに あらひすすぎて からしほに こごしともみて たかつきに もりてつくゑに たてまつり ははにちちにや まつりなる めづこのとじや みめこのとじや


伊→為。

ス→刀自八。

擦りごすり→こすぃごすぃ→こしごし→こごし。

身女児は、三つ身などの「○ツ身」と呼ばれる着物を着る年齢の女の子と思われる。

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