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私的解釈で詠む万葉集  作者: あ
4巻~
111/119

16/3791 緑子之 若子蚊見庭 垂乳為

***私的解釈***


緑子之 みどり子の みどりこの

若子蚊見庭 若子髪には わかごかみには

垂乳為→垂乳 たらちし→乳の垂るる たらちし→ちのたるる

 ※為を移動


母所懐 母に抱かえ ははにむだかえ

褨襁→襁褓為矣 ひむつきの→むつきをす ひむつきの→むつきをす

 ※褨襁を襁褓の誤りと解釈


ーーーーーー


平<生>蚊見庭→<生之>蚊見庭 稚児が髪には→生ひし髪には ちごがかみには→おひしかみには

 ※生之→生 [紀][細]

 ※平を乎の誤りと解釈、更に矣に変えて上に移動


結經方衣 木綿肩衣 ゆふかたぎぬ→ゆふかたえ

水津裏丹縫服 純裏に縫ひ着 ひつらにぬひき

頚著之 頸つきの うなつきの

童子蚊見庭 童髪には わらはかみには

結幡 結ひはたの ゆひはたの

袂著衣→袂著衣服 袖つけ衣→袖附き衣着て そでつけごろも→そでつきえきて

服我矣→我丹因矣 着し我れを→我に寄る きしわれを→われによる

丹因→× 丹よれる→× によれる→×

 ※上3つを並べ替え


ーーーーーー


子等何四千庭 子らがよちには こらがよちには

三名之綿 蜷の腸 みなのわた

蚊黒為髪尾 か黒し髪を かぐろしかみを

信櫛持 ま櫛持ち まくしもち

於是蚊寸垂 ここにかき垂れ→垂るるを搔きて ここにかきたれ→たるるをかきて

取束→取束見 取り束ね→掴み取り とりつかね→つかみとり

擧而裳纒見→纒而擧裳 上げても巻きみ→纏めて上ぐるも あげてもまきみ→まとめてあぐるも

 ※上2つを並べ替え


解乱 解き乱り→解け乱る ときみだり→とけみだる


ーーーーーー


童兒丹成見→童兒丹成羅 童に成しみ→童に成らば わらはになしみ→わらはにならば

羅丹津蚊經→見丹津蚊經 さ丹つかひ→身に使ふ さにつかひ→みにつかふ

色丹名著来 色になつける→色に着く()き いろになつける→いろにつくなき

紫之 紫の むらさきの

大綾之衣 大綾の衣→大綾の衣と おほあやのきぬ→おほあやのきぬと

墨江之 住吉の すみのえの

遠里小野之 遠里小野の とほさとをのの

真榛持 ま針持ち まはりもち

丹穂之為衣丹 にほほし衣に→匂ひしし衣に にほほしきぬに→にほひししえに

狛錦 高麗錦 こまにしき

紐丹縫著 紐に縫ひつけ ひもにぬひつけ

刺部重部 *****→刺さふ上へ *****→ささふへへ

波累服 なみ重ね着て なみかさねきて

打十八為→打十為 打麻やし→打ち麻をす うちそやし→うちそをす

麻續兒等→麻續兒等八 麻続の子ら→麻続の子等やら をみのこら→をみのこらやら

蟻衣之→蛾衣之 あり衣の→蛾衣の ありきぬの→ひむしえの

 ※蟻衣は蛾衣の誤りとされる。


寶之子等蚊 宝の子らが たからのこらが

打栲→打栲尾 打ちし栲→打つ栲を うちしたへ→うつたへを

者經而織布 延へて織る布 はへておるぬの

日曝之 日さらしの ひさらしの

朝手作尾→朝手作 麻手作りを→麻手作りの あさてづくりを→あさてづくりの

 ※尾を移動


信巾裳成者之寸丹取為支屋所經 **  ↓

(信巾裳) 信巾裳 ま拭ひも まのごひも

(成者之寸丹) 成為者丹之寸 成すは錦に なすはにしきに


ーーーーーー


(取為支屋所經) 取支屋所經 時や経ゆ ときやへゆ

 ※上2つを並べ替え


稲寸丁女蚊 稲置娘子が→稲置丁めが いなきをとめが→いなきていめが

 ※稲置は「天武天皇が制定した八色姓(やくさのかばね)の最下位」とのこと。

 ※(てい)は律令制で成年男子を指す。


妻問迹 妻問ふと つまどふと

我丹所来為 我れにおこせし→我に来さゆと われにおこせし→われにこさゆと

彼方之 彼方の をちかたの

二綾裏沓 二綾下沓 ふたあやしたぐつ

飛鳥 飛ぶ鳥→飛ぶ鳥の とぶとり→とぶとりの

飛鳥壮蚊 明日香壮士が あすかをとこが

霖禁 長雨遮へ/眺めさへ ながめさへ

縫為黒沓 縫ひし黒沓 ぬひしくろぐつ

刺佩而 さし履きて→履かさして さしはきて→はかさして

庭立住 庭にたたずみ→庭佇むを にはにたたずみ→にはたたずむを

退莫立 退けな立ち→退け立つな そけなたち→そけたつな


ーーーーーー


禁尾迹女蚊 禁娘子か いさめをとめか

髣髴聞而 ほの聞きて ほのききて

我丹所来為 我れにおこせし→我に来さゆと われにおこせし→われにこさゆと

水縹 水縹の みはなだの

絹帶尾→絹帶尾引 絹の帯を→絹の帯を引き きぬのおびを→きぬのおびをひき

引帶成→帶成 引き帯なす→帯成すに ひきおびなす→おびなすに

韓帶丹取為 韓帯に取らし からおびにとらし

海神之 わたつみの わたつみの

殿盖丹 殿の甍に とののいらかに

飛翔  飛び翔ける とびかける

為軽如来 蜾蠃が如き すがるがごとき

腰細丹 腰細に こしほそに

取餝氷 取り装ほひ→取り飾らひて とりよそほひ→とりかざらひて

真十鏡 まそ鏡 まそかがみ

取雙懸而 取り並め懸けて とりなめかけて

己蚊果 おのがなり おのがなり

還氷見乍 かへらひ見つつ かへらひみつつ

春避而 春然りて はるさりて

野邊尾廻者 野辺を廻れば のへをめぐれば

面白見 おもしろみ おもしろみ

我矣思經蚊→我思經蚊 我れを思へか われをおもへか

狭野津鳥 さ野つ鳥 さのつとり

来鳴翔經→来鳴翔經矣 来鳴き翔らふ きなきかけらふ

秋僻而 秋然りて あきさりて

山邊尾徃者 山辺を行けば やまへをゆけば

名津蚊為迹 なつかしと なつかしと

我矣思經蚊→我思經蚊 我れを思へか われをおもへか

天雲裳 天雲も あまくもも

行田菜引→行田菜引矣 行きたなびく→靡き行きたり ゆきたなびく→なびきゆきたり


ーーーーーー


還立 かへり立ち→立ち帰る かへりたち→たちかへる

路尾所来者 道を来れば→道を超ゆれば みちをくれば→みちをこゆれば

打氷<刺> 内日差す うちひさす

 ※判→刺 [尼][類][紀]


宮尾見名 宮女→宮の女に みやをみな→みやのをみなに

刺竹之 さす竹の さすたけの

舎人壮裳 舎人壮士も とねりをとこも

忍經等氷 忍ぶらひ しのぶらひ

還等氷見乍 かへらひ見つつ かへらひみつつ

誰子其迹哉→誰子其迹 誰が子ぞとや→誰が子ぞと たがこぞとや→たがこぞと

所思而在→所思而在哉 思はえてある→思はえたるや おもはえてある→おもはえたるや


ーーーーーー


如是 かくのごと かくのごと

所為故為 起こささゆるは *******→おこささゆるは

古部 いにしへ→古に いにしへ→いにしへに

狭々寸為我哉 さ咲きし我れや ささきしわれや

端寸八為 愛しきやし はしきやし

今日八方子等丹 今日やも子らに けふやもこらに

五十狭邇迹哉 いさとや→いさにとや いさとや→いさにとや

所思而在 思はえてある おもはえてある


ーーーーーー


如是 かくのごと かくのごと

所為故為 起こささゆるは *******→おこささゆるは

古部之 いにしへの いにしへの

賢人藻 賢き人も かしこきひとも

後之世之 後の世の のちのよの

堅監将為迹 鑑にせむと かがみにせむと

老人矣→老人 老い人を おいひとを

送為車 送りし車 おくりしくるま

持還来→持還来矣 持ち帰りけり もちかへりけり

長い

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