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ヘッドホン男マン  作者: 小説家ますぅ
うんちんこ編
11/20

11話 やりたいことがいっぱいあるよくぉれ

 あらすじ!!!!


 隊長が現れたぜ!!!


「助けてくださぁあ!! 何でも話すからァアア!!」

「オッケー。交渉成立だね。」


 隊長はゆっくりとバッグに歩み寄った。


「ハッ! お前軍の隊長か! 丸腰の男に何ができる!」

「丸腰じゃないよ。」


 すると隊長は胸元の鉛筆を取り出して、芯をポキっと折った。


 すると!!!!


 鉛筆がなんかカッコいい感じの銃『スペルガン』に変わったのである!!


(鉛筆……。この男はただの人間なのにシング武器を持ってるのか?)

「なあホン。アイツなんで俺とかモモモみたいにカッコいい姿にならないんだ?」

「あの鉛筆はシングの分身の武器をパクったんだろ。分身の武器はそこそこの力しか使えない。それでも常人の何十倍も強くなるけどな。」

「ほーーーん(興味なし)」

「それにしても、アイツ凄いな。」


 ホンは隊長の武器を見て驚いてる。


 隊長は銃口をバッグに向けた。


「ッッ! シングの武器使う人間がいたとは!! だがそんな銃じゃ俺の鉄球に弾かれて終わりだぜ!!」

「……そうかな? 音速といえど、振り回してる鉄球はたった二つ。」


 隊長は引き金を弾く。


「お前の頭を捉えるぐらいわけないよ。」


 銃弾が放たれる!! 銃弾は亜音速の鉄球二つをかわし、見事バッグの頭に直撃!!!!


「ア、……何だとォオ……!? ギャアァアア!!!」ズドーン


 バッグはなんかあっけなく爆発四散!!! 隊長の勝利やで!!


「なんか知らんけどやったぜ。」

「……さて。」


 隊長は怪人体のカズサの方に向き直った。


「聞きたいことを答えてもらおうか。」

「……あれ? お前どっかであったことある?」

「ん? シングと知り合いになった覚えはないよ?」


 ここでカズサは思い出した。自分はシングの姿をしているんだったと。


(おい、カズサ!)


 ここでホンが脳内で語りかけてきた。


(なんだ?)

(コイツとの交渉は俺がやる。お前は一旦口を出すな。)

(ハッ! 良いだろう……(素直))


 というわけでカズサは一旦黙ってることにした。


「おい軍の男! 質問は何だ。言ってみろ。」

「僕の聞きたいことはたった二つ。それは…… 」


 隊長は言った。


「君たちシングの目的だ。この町、桜年町ではお前といい頭から火が出てるやつといい変なシングがいっぱい湧いてる。シングはこの町で一体何をする気だ?」

「それは答えられないな。」


 これは珍しく頭良いモードのホンですね(解説)


 実は世界中にいるシングは全部分身で、ホントのシングは桜年町に全員集合してますなんてこと言ったら、いろんな国の軍隊に核でも落とされかねないという賢い考察からである!! 頭良い!!!


「答えられない? それは約束が違うな。今ここで君を殺してもいいんだよ?」

「おぉっといいのかい? そんなことをしたら人類は滅んじゃうぜ?(暗黒微笑)」


 ホンはなんかキモい高笑いをして続けて言う。


「何となく察してるとは思うが、俺はこの人間に取り憑いている存在だ。この人間を生かすも殺すと俺次第ってわけよ。今は俺が乗っ取ってる。」

(あ、ホンは今嘘をついてるぜ!)

「だが、このヘッドホンシング様は人間の味方だ。だから俺はシングを殺してる。そっちの出方によっちゃ協力してやらないこともないぜ。」


 余談だぜ!!!!!


 ここらへんの駆け引きかくのむっちゃめんどくせぇぜ!!!! こーんな長文ぼくかけないよ!!! でも僕がんばぅ!!!!!w


 次のシングはクソバカなやつにしよ()


「……なるほど、人質がいるなら引き下がるしかないな。」


 というと、隊長は銃を鉛筆に戻して去っていった。


「……ふぅ。やっと変な駆け引きシーンが終わったぜ。」

「アイツ、なかなか侮れないな。実力も相当あるからカズサの腕ぐらいは吹っ飛んでてもおかしくなかったな。」

「あーじゃあよかった。腕欠損してまたモモモに『カズサは頭悪い!w』とか言われたらかなわん。」


 そんなこんなでバッグ・シングとの戦いは終わった。カズサは変身を解除する。


 それと全く同じ時間。モモモがシアターから出てきた。


「あーオモロイ映画だった。なんか知らんけどみんな映画終わる前に出てったけど、まあ良い映画でしたよこれ。……あれ? なんでこんな建物ボロボロなの?」


 モモモはボロボロになった映画館を見てきょとんとしている。


「……えぇ!? 映画終わっちゃったの!?」

「終わったよ。」

「そりゃないよぉ〜〜〜〜〜☆」


 ちゃんちゃん♪ みたいなね。

二度とオールなんかしねぇ

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