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異世界英雄譚  作者: テト
1/18

異世界転生

拙い文章ですが暖かい目で見ていただけると幸いです。

「明日、今野優斗は大学受験を受けてくる!お前ら応援しろよ!」

先生はそう言って今日のホームルームを終えた。このあと俺は居残りで先生と面接対策をする。他の人は帰り、みんな家で勉強らしい。受験がまだまだ先な人達はどう思ってるんだろうか。俺はそいつらが羨ましい。たくさん勉強する時間があるから実力を確実に伸ばせる。けど、あいつらからしたら俺は早く終わってスッキリしてるうざいやつかもしれない。結局のところこの論争が行き着くのはタマゴが先かニワトリが先かのようなものだろう。そんな余計ともいえないことを考えているうちに面接練習が始まった。

「まず、受験番号、名前、出身学校を教えてください。」

「はい、受験番号3113、私立双葉城学校から来ました。今野優斗です。」

「じゃあ、この学校を志望した理由を教えてください」

こんな感じのやりとりを2時間程度やり、面接を終えた。

「あー疲れた、明日が本番か。先生にも早く寝ろって言われてるし帰ったら飯食って最後に面接の確認だけして寝るか。」

次の日の朝、

「行ってきます」

俺は家を飛び出した。現在高校3年生の今野優斗である俺は今日の大学受験のために日々努力を重ねてきた。とは言っても俺は推薦を勝ち取った人だから今日は面接をしてくるだけ。3年間の積み重ねがようやく報われるんだな。そう思って大学へ向かう。道中で何度も車に轢かれそうになりながらも大学前に着いた。今のところ何もなく、順調に進んでいる。ここまで来たら後は入るだけ。そしたら流れに身を任せて面接を終えれば完ぺきだ。そう思いながら信号が変わるのを待っていた。そして、気づいたら俺は宙を舞っていた。瞬時に状況を判断することが出来なかったが、周りの叫び声的に俺は車にはねられたのだろう。体中ズキズキと痛むが落下時にぶつけたと思われる後頭部はほんのり温かい。そんな中、叫び声をかき分けるようにサイレンが鳴り響き、救急車が到着した。そこで俺の視界はブラックアウトした。


「勇者優斗様、お目覚めですか?」

目の前には見慣れない景色と見慣れない人。病院にしては周りがゴツゴツしてるし殺風景が過ぎる。じゃあここは誰かの家?否、轢かれた人を誘拐するなんてことは効率が悪い。内蔵まで傷がついてる体なんて高くは売れないだろう。そうしたら考えられるのは…

「異世界、か。」

俺は独り言のようにつぶやいた。けど目の前の人に聞かれてたみたいだ。

「ここは異世界です。いらない情報かもですがこの世界の名前はレムリア。」

「レムリア、か。」

レムリア、確か昔インド洋にあったって提唱されてたものだったな。プレートテクトニクスが証明されたせいで否定されてたっけ。この世界の名前と関係がありそうだが…

「その仮説と関係はないですよ。」

思考が読まれているだと!

「思考盗聴はやめてくれ!お前がこの世界の神だろうがなんだろうがその行為だけは許さねぇよ!」

俺はそういった後相手の顔を見た。なぜかキョトンとしている。

「あなた、さっき口に出してましたけど。まぁいいでしょう、さっきの不敬は許して差し上げます。」

しくった。神に対する冒涜だ。もう下手に出れなさそうだな。

「では、あなたがこの異世界に来た理由から説明させていただきます。」

目の前の神?は喋り始めた。

「あなたにはこの世界で目的を果たしてもらいます。目的は、そうですね………国王に聞いてください。私はあなたに能力コアを渡すだけですから。」

「能力コア?んだそれ」

「察してください。異世界で渡される能力と言ったらそれしかないでしょう?さぁ、体をこちらに」

俺は神に言われるがままに体を動かす。神との距離がゼロに近くなったとき、神は俺の胸に手を入れた。歯を食いしばったが不思議と痛みがない。

「あなたには元素すべて使える能力コアを渡しました。炎、水、氷、風、土、金、闇、光等です。他にもありますが割愛と言うことで。」

あれ、チート能力じゃね?最近話題の異世界行って無双する物語の主人公になっちまったのか俺!高校3年生の俺が!?けどあれだな。現実に俺は未練があるな。

「目的果たしたら現実に帰れるとか無いのか?」

どうせ無いよな。死んだ人を蘇らせるなんてこと、出来ても目覚めたら墓の下だ。

「ある。まだあんたの体は完全に死んでない。脳死状態に近い状態だ。帰る条件満たしたら帰れるよ。」

帰れる、その言葉で俺を本気にさせた。

「気になるのはそれだけ?帰るよ、暇じゃないんだよ神も」

ん?さっきまでとは違って態度が悪すぎる。

「そこ進んだらあるから。てか態度悪いって言いたそうな顔してるな。やること終わりゃ神なんてみんなこんなもん。じゃ、せいぜい頑張り給え」

まぁ、いいか。俺は道なりに進んでいく。壁にはおそらく今までここに現れた英雄たちだろう。壁には十二人の英雄の壁画と能力が書かれてた。


一人目の英雄、名をギガルシ・ウィズエレンド。結界を操る勇者。

二人目の英雄、名を富城道士。人形を使用した英雄。

三人目の英雄、名を時相テンプス。時間を操る賢者。

四人目の英雄、名をエスパス・ペレフハート。空間を操る大魔術師。

五人目の英雄、名を邑田瑛斗。肉体強化を使った狂戦士。

六人目の英雄、名を富士見颯太。不死身なだけの兵士。

七人目の英雄、名を周道愛理。転移を使う学者。

八人目の英雄、名をフェルジュエリー・プリエディ。精神異常を引き起こす魔法使い。

九人目の英雄、名を花里渚。人の能力を封印する少女。

十人目の英雄、名をハザン・ザック。気配遮断を使う暗殺者。

十一人目の英雄、名を名乗ることはしなかった贋作師。

十二人目の英雄、名を天野照。物質を変化させて戦う剣豪。

十三人目の英雄、名を今野優斗。全元素を操る冒険者


え?俺の名前もう入ってる!十三人目の英雄かぁ俺は。よし、本物の英雄に俺はなるんだ!先に王国に行かなければな。

「ギャッ、イヤァァァ!」

魔物か、早速使ってみるか!

「炎よ!」

手から炎が出る。が、火力は弱い。だが、この魔物程度には十分!

「グワァァァァ。」

「よっしゃ!記念すべき一体目!なんやかんや意外と強いなこれ。」

目の前の完全に動かなくなった魔物の死体が目に入った。

「悪い、お前も生きるために俺を襲ったんだよな。けど、俺も死ねねぇから今回ばかりは許してくれ。」

それから俺は王国に行く間に能力の研究をした。わかったことは主に3つ。1つ目は能力である元素は今のところ1つセットしたらそれしか使えない。変えるにはセットを変える必要がある事。2つ目は火力はそこそこ出ること。木1本くらいなら炎で10秒もすればすべて燃やし尽くせる。3つ目は意外と自分の服を巻き込みやすい。装備品が引火しやすいからなのかわからないが。

さて、王国についたし、王の命令でも聞くとするか。

「止まれ!お前は何者だ!」

兵士に邪魔された。

「俺は転生者って言えばわかるか?まぁ俺は王に仕えるつもりで来た。通してくれないか?」

「な、転生者様ですか。どうぞお通りください。」

あーこれよこれ!The 転生者って感じでいいわぁ。

「この部屋の奥におりますので失礼ないようにお願いしますね。あとノックは必ずしないと私が殺されるのでどうか。」

「王も中々の傲慢なんですね。せっかく救世主が来たってのに。」

「一度裏切られてるので敏感なんですよ。さ、お入りください。」

指示通りノックをして入る。なんだか助けに来てやってるのにこうしないといけないのは少し癪に触るが、無双のためには仕方ないな。

「入れ。」

「失礼します。」

「貴様が、異世界転生者だな。」

「はい、そうです。」

「そうか、いきなりで悪いが魔王を殺してきてくれ。我もやる事がある。貴様はどうせ暇を持て余しているのだろう?」

うわぁぁぁ、嫌な王だ。けど帰るためには必須だから仕方ないよな。

「承知しました。俺が一人ですべてを終わらせてきます。」

「フハハハハハッ、どこからそのような自身が出てくる。俺を笑い死にさせる気か?」

「いえ、本気です。俺一人で、必ず倒して国を平和にすると約束しましょう。」

「そうか、まぁいい。行ってこい。」

「承知しました。」

「では、さっさとこの部屋から出ろ!」

王宮を出て最初に目に入ったのは俺をたくさん見る人たちだった。俺を救世主として見ているようだった。

「勇者様、どうか我が国を魔王から退けて下さい!お願いします」

涙ぐむ民にお願いされてしまった。こう頼まれてしまうとどうも断りづらい。それに、魔王を倒せばコイツラが幸せになるんだったらなおさら断る理由もない。帰るために魔王倒そうと思ってたが、この国の民のためにも確実に討伐して二度と復活できなくしてやるよ!

「魔王だろうが何だろうが、俺が全員倒してやるよ!」

とは言ったが魔王討伐するには仲間が必要だけど、仲間が集まる自信ないな。最悪の場合1人でチート使いつつ勝つしか無いだろうけど。とりあえずギルさド行けば何とかなるはず。

「すみません、ギルドってどこにあります?」

「英雄、ギルドって何ですか?」

「……は?」

ギルドが、存在しない?んなわけあるかよ。

「ギルドってのはクエスト受注したりするところですよ。」

「クエスト?そんなものここにはありません。あーもしかしてですが任務の事言ってます?それは騎士団に入団したら出来ますよ。」

「今までの冒険者は全員騎士団に入ってるのか?」

「そうですね。ですが私らのような民も入ってますよ。王が魔王倒すための兵力として民を使っています。それで何人もの友人を失った人だっているんですよ。あぁすみません、話がズレましたね。」

思ったよりこの世界はまずい状況なんだな。やはり魔王討伐は必ず果たすべき任務になりそう。

「どこらへんですか?その建物は」

「あそこです。道なりに沿っていけば楽につきますよ。」

「ありがとうございます。」

さて、行くか。

意外と早く着いた。さて、入団手続きでもするか。

「すみません、入団手続きをしたいのですが…」

「ここにはいれ、早く動かんかナマケモノ!」

ヒィッ、怖っ。俺は言われるがまま部屋に入って椅子に座った。

「名前、住所を書け。使用武器は書けたらでいい。」

何だこの教官的な人は、態度が悪すぎる。てかまって、住所無くね?聞いてみる、か。

「すみません、転生者なので住所ないのですが。」

教官の顔はみるみる赤くなっていった。例えるならこれはタコだ。タコ教官は赤いまま口を開いた。怒られるなこりゃ。

「申し訳ありませんでした!あなた様が転生者と知らずに。入団手続きはなしで入団可能です。こちらが証明書です。再発行は要らないですので。」

あ、恥ずかしがってただけか。まぁいいや。

「それで、最初の任務を教えてください。」

「こちらの鉱山の奪還です。魔王軍の手に落ち、今では魔物ばかりで武器の生産はおろか、生活用品までも生産が出来ない状況です。」

「俺が行く。仲間を紹介してくれ。」

異世界系の無双といえば仲間が超可愛いやつでそこからハーレムになったりとか。

「仲間、ですか。すみませんが派遣不可です。人員が不足してる状況で冒険可能なのが10人なのですが今は全員出動していますので。1人で行くことになります。」

まじか、オワタな。

「ま、まぁ一人でもいけます。あそこの門抜ければ出られるんですよね?看板にはそんな感じに書いてありますけど。」

「そうですね。では、ご武運を。」

やらかしたー!仲間いないのに見栄張って一人で行くって言っちゃった。仕方ない、一人で奪還に行くしかないな。えーと、ここから約50キロ先か。飯だけ買って向かうか。いや、飯買ってる時間は無さそう。今すぐ行かなきゃな。

ふぅ、ここがダンジョンってやつか。途中の魔物はなぜか全員いなかったな。さて、入るか。

「おーい、そこの冒険者さん。ここはさっき奪還したぞ。」

「え?まじか。じゃあ別のところでレベリングするしかないな。」

後で聞いた話だが鉱山は何者かが中の魔物をすべて殺したらしい。それと、剣が数本落ちていたそうだ。おそらく強めの兵士ってのがいるんだろう。にしても、外に5時間ほどいるのに序盤に出てくる初見殺しタイプの強い敵が見当たらない。いるのは弱い魔物と強い敵が残したであろう痕跡だけだ。あと鍵だけが開いてる宝箱とかもあった。冒険者って強いんだな。俺いなくても鉱山の奪還は出来るなんて。そんな事を思いながら遠くに足を運んだ。6時間経ったくらいの時だった。

「キュァァァァ!」

「な、ドラゴンか!いいぜ、来いよ!」

元素セット、風!対象、足!風を使って跳躍だ!跳躍でドラゴンより上を取った。俺の勝ちだな!だがそう一筋縄でいかないのが人生だ。そりゃドラゴンだって攻撃しないなんてことするわけがない。案の定ブレスを吐いてきた。ま、風を使って体を射線からそらせばいいだけ。上からこの剣でぶった斬れば地面に落ちるだろ!元素セット、雷!付与対象、剣!

「フルボルトスラッシュ!」

頭に当たった。よし、ダウン取れる。

「キュァァァ」

ドラゴンは叫びながら地面に落ちた。俺もそのドラゴンとともに落ちていく。あれ、着地考えてねぇ!元素セット、間に合わん!まずい!ドラゴンのもふもふした羽でワンちゃんに賭けるしか。

ボフッ

「ゲホッゲホッ、はぁ死ぬかと思った。さて、元素セット炎。対象腕。終わりだドラゴン!炎拳烈波!」

正拳突きはドラゴンの頭に当たり、そこから出た烈波はドラゴンの頭を貫通して地面を燃やしていた。地面の草から引火して俺は炎の檻に囚われた。まさか、自分の攻撃が牙を剥く事になるとは。まぁドラゴン倒せたし!

「討伐成功!!!」

なんか、寂しいな。仲間ってこんなに大切なんだ。確かに、俺が生前テストで良い点数取ったときも友と喜びあってたな。孤独、こんなにも辛いなんて。しかもこれはただの孤独じゃない。街ならにぎやかで一人でも寂しくない。けどここには俺しかいない。誰にも見られない誰もいない本当の孤独というものだろうか。あぁ、寂しいな。

そんな事を考えながらドラゴン肉を焼いてたら遠くから矢がとんできた。幸い周りでまだ燃えてたので矢は勢いを失って目の前で落ちたが、

「どこにいるんだ、出てこい!遠くから攻撃なんてせこいぞ魔王軍!」

それから攻撃は止んだ。何だったんだ今のは。まぁいい、近くのダンジョンはここかな。向かうか!

近くのダンジョンに向かう道、やっぱ同じだ。強敵だけが死んでる。けど少し違う点があったのがクレーターがいくつかある点だ。まってじゃあこの辺やばめの強敵いたってこと!?じゃあ今から行くダンジョンって…………

数分後、そのダンジョンに着いてしまった。着いたからには入るしかない。

中は、すごい暗い。そして密室だった。例えるなら古い感じの廃ビル。元素セット、光。対象目。暗闇でも目を光らせれば見えるな。はたから見りゃやばいけど1人だし問題ないだろ。

「ヨクキタユウシャ、ダガオマエノイノチモココデオシマイ」

「何だてめぇは!元素セット、光。対象剣。剣が光れば目じゃなくたっていける!おらぁ!」

キンッ

な、拳で防がれただと!?まずい後隙狩られる!いや、剣捨てればかわせる。

ドガーンッ

炎元素の超高火力か。距離は短いし距離減衰もすごい。だがあのまま握られたままだと確実に死んでたな。それに、さっきの攻撃で当たりは燃えて明るくなった!

「サンキュ、あんたのおかげで俺は別元素にできる。元素セット、水!対象剣!水幻斬!」

水を纏った剣がただ水を出しながら動くだけ。それだけの一振りだ。名前はカッコいいほうが強そうという理由。

「その拳、炎で出来てるんだろ?さっき剣握ったとき溶けてたんだ!水纏われたら困るよなぁ!?」

相手は何も言わずに後退した。よし、予想通りだ!このまま壁まで追い詰めれば!

ブォンッ、

消えた!?ガハッ、後ろ、だと!?さっきの一瞬で回ったというのか。まずい、さっきの一撃で壁に埋まった。

「コレデ、オシマイ」

カウンターを、決めるしかない!

「水剣・守!」

来た、拳が止められない速度になったときに!

「オラァ!」

正面から水をまとった剣で切る。相手の攻撃を利用した攻撃。水纏ってなかったらおそらくカウンターでは耐えられず俺の体は燃えてただろう。ま、成功したしいいだろ。

「お前もこれで終わりだよ。んなっ!」

いきなり動くなよ!ただずっと思ってた。動きが不自然。けどさっき近づいたときに仮定が結論に変わった。こいつは上の紐を切れば動けなくなる!なら、

「元素セット炎。付与対象剣!いっけぇぇ!」

俺は剣を投げた。よし、紐切れた。切れたところから引火して紐全部焼き切れたな!ふっ、

「俺の勝ちじゃぁ!」

勝った。はぁ、疲れた。特に喉痛いな。技名叫ぶ必要なさそうだなぁ別に何もないし。叫んだところで変わることといえば周りから見たらかっこよくなる。けど誰にも見られてない。なら、叫ぶ必要ないか。さて、物資漁るか。え?ドロップなし!?はぁ?あ、手紙落ちてる。

【四天王ギガ 炎の四天王】

え?

「まじか、四天王倒しちまったぜ俺!!!しゃっ、俺は最強だ!ここから無双してやるよ!おらぁ!」


その頃王宮では、

カツカツと音を立てて男が部屋に入った。

「よ、王。久しいな。」

「お前は、リムレア!どうしてここに」

「神の名をそう簡単に言うなよ。で、本題に入ろう。お前、余計なことするなって言ったよな。優斗を魔王討伐に行かせるなよ。」

「王国が危機に迫ってるんだ。仕方ないだろ!」

「んなこと知らねぇよ。まったく、オレが与えた仕事も出来ないなんて。やっぱオレが導くべきなんか?でもオレだって長々と説明する時間ねぇしよ。お前がやんなきゃダメなんだ。」

「我に任せた自分を恨め!我は貴様の戯言に付き合わん。我は魔王から国を守る!」

「わかった、オレは過去のオレを恨む。そのかわり八つ当たりはお前にする。」

グサッ

謎の男の手が胸に刺さった。

「お前、何を、する!我が心臓に、触れる、とは!」

「その傲慢さ、治したら?あぁ、もう死ぬから関係ないか。」

バタッ

王は倒れた。傷口からは血が止まらず噴き出している。

「汚えな。最後まで神に迷惑かけるか。生まれ変わったら道徳百時間受けさせるからな。そうだ、王が勝手なことした理由は魔王がいるからかな。なら消せばいいか?あーでもそうすると異世界感が無くなるし、まぁ後でいいかそれは。じゃ、さいなら王様。」

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