可愛くて困る
秋花粉からこっち鼻の調子が悪くて、柔らかティシュ「鼻セ〇ブ」が手放せません。
「鼻セ〇ブ」のボックスには、体毛の白い動物の顔のアップの写真がプリントされています。現在見掛けるのはウサギ、モモンガ、アザラシの赤ちゃんの、三つのボックスがセットになったもの。どの子も大変可愛らしい! 鼻に優しいだけでなく、目にも優しいなんて、流石です。あわよくば、もう少し価格を下げていただければ、なお嬉しいのですが……。
ところでこのティシュ、ボックスのプリントが可愛いからこそちょっと困ることもあるのです。
ボックスを一つ使い終わる度、次はどのボックスを使ったらいいのと悩んでしまう。三つ一組になっているボックスを上から順に使うと、ウサギ→モモンガ→アザラシの順に消費することになるのですが、これらの写真の中で私がお気に入りなのはモモンガちゃん。なので、真っ先にモモンガちゃんを使いたいのです。ですが当然、使っていればいずれは無くなってしまいます。どうしたら……。
そこで思い付いたのが「他の柄を使いながら、モモンガのボックスを見る用として並べて置く」戦法です。梅干しの絵を見ながら白米を食べる的な感じですね! で、ウサギちゃんとアザラシちゃんを使い終わったら、モモンガを使えばいい。ナイスアイディアではなかろうか!
……暫くはそうしてたんです。けど、段々とウサギとアザラシを蔑ろにしているみたいな気がしてきて、胸が痛むようになって……勿論、君達だって可愛いよ! モフモフの口元もうるうるとしたお目目もベリーキュートだとも! もう、気持ちはハーレム展開の主人公です。可愛いのは正ヒロインだけじゃないのですよ……。
で、どうしているかと言いますと、結局「ウサギ→モモンガ→アザラシ」と、並び順に使っています。ウサギとアザラシの隣にモモンガを並べたりもしてません。最初からそうなっている順に使うのが誰の胸も痛まない方法だと、ようやっと納得いったのです。
どの子ももれなく魅力的であることは間違いありませんし、考えてみたら、我が家には既に、猫様という可愛い生き物がいるのですよね。可愛い成分を摂取したいならティシュの箱に頼らなくても、すぐそこに成分垂れ流しの猫様が寝ている訳ですから、そちらを見るなり吸うなりしたらいいのです。
え? そもそも猫以外の生き物の写真に鼻息荒げてるなんて、浮気してると言う事では、って?
違いますとも……皆さんだって恋人や配偶者がいたって、推しアイドルやキャラクターがいたりするでしょう? 本命は本気、アイドルなんかへの好意はただのファン心。つまりそういう事なのです(何を偉そうに)。
そんな訳で、今日も鼻セ〇ブのアザラシちゃんのうるうるお目目に和んでいるのです。
……あ、もうすぐティシュが切れるから、買ってこなくちゃ……。




