ネパール料理のお店
ついこの前のお昼に、友人T氏とネパール料理のお店に行きました。
そのお店、以前から存在は知っていたのですが、入るのは初めてでした。馴染みのないお店に入る時ってドキドキしますね。美味しいかなとか、店内の空気感はどうかなとか……。
期待と少しだけ不安を抱えながら小ぢんまりとした店内に足を踏み入れた我々を、いかにも「現地のカレー屋さん」っぽい内装とネパール人であろう人の好さそうな店員さんがお出迎えしてくれました。
実はT氏、午前中は体調不良でしんなりしていたので、カレーなんてヘヴィなものが食べられるか心配だったのですが、メニューを見てメッチャ目を輝かせてます。これならカレーだろうがケバブだろうがチキンティッカだろうがバッチコーイでしょう。
我々はモモとバターチキンカレーセット、飲み物はラッシーを、更にTは持ち帰り用のケバブを注文しました。そもそもがモモを食べたくてネパールカレーのお店を訪れる計画だったので、モモは真っ先に注文しました。
モモ、ご存じでしょうか? 小籠包や餃子のような料理で、小麦粉で作った皮に、ちょっとスパイシーな肉餡を詰めて蒸したネパール料理の定番と言えるおかずです。トマトベースのソースをつけて食べるのですが、これがとても美味しいのですよ。
ワクワクして待っていると、まずはカレーセットのサラダが提供されました。オレンジ色のドレッシングが掛かってます。手作りの人参ドレッシングでしょうか? 美味しそうです……いただきまーす!
……不思議なことに、胡麻ドレッシングの味でした。色味と味のギャップにびっくりしましたが美味しかったです。
さ、次! ラッシーがやってきました。一口飲んでみると思ったよりもあっさり系でした。じゃぶじゃぶ飲んでしまいそうですが、これから本番の食事がやってくるというのに、ヨーグルトドリンクでお腹を膨れさせるわけにはいきません。暫くはテーブルの端で待機していてもらいましょう。
はい、次! モモではなく、ナンとカレーが運ばれてきました。モモちゃん、我々をじらすのが上手!
ナンはもっちりふわふわ系ではなく、ちょっとケン〇ッキーのビスケットのような食感です。もっちり系が好きなのでそこは少々残念でしたが、これはこれで美味しいのでOKです。バターチキンカレーも、お肉が柔らかでおいしい……のですが……。
「……ちょっとしょっぱい……かな……」
Tが呟きました。T氏、会社の健康診断に向けて暫く健康的な食生活を送っていたせいもあり、塩っ気に敏感になっているようです。そして私は元々薄味が好き……我々のラッシーがギューンと減ります。
おっ、ここで念願のモモが運ばれてきました! 子供のようにワクワクとした顔を見せるT。きっと私も同じ顔になっていたでしょう。
早速スプーンに載せ、小籠包のように慎重に食べてみますと……美味しい! けど、やっぱりしょっぱい! 付いてきたソースもしょっぱかったらどうしようと思ったのですが、ソースの方は濃厚ではあるものの塩っ気は強くないので一安心。このお店の食べ方は、しょっぱいモモに濃厚なソースを重ねることで味の中和を図る「味のストロングスタイル」のようです。美味しいけどメッチャ喉乾く。我々のラッシー、さらにギューンと減ります。というか、もうない! けど、大丈夫! まだお水はあるし!!
全てを食べ終えた頃、テイクアウトのケバブもやってきました。会計を済ませた我々をにこにこと見送ってくれた店員さん……本当にごめんなさい……多分もう行かない……。
いえ、我々がもっとこう、若さ溢れるボディーで「塩っ気? なんぼのもんじゃい!」とオラつける胃袋だったらいいんですけど、年々そういうのを受け付けなくなってきてて……。
翌日。ケバブをテイクアウトしていたTからL〇NEが届きました。
「ケバブもしょっぱいわ」
しょっぱさでビールがすすんだようです。
……やっぱりあのお店、もしかしたらまた行くかもしれません。ビールを飲みに……。




